サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
予防医療はオーラルヘルスケアから! -日本の医療課題への挑戦-

開催日: 2019年1月10日

○活動の主旨、目的○
歯科大学卒業後も、海外留学や発展途上国での医療支援活動、また京都大学iPS細胞研究所での研究など、歯科臨床の内外を問わず、さまざまなご経験を積まれた竹山氏。
人生100年時代を生きる次世代の予防医療としてオーラルヘルスケアの重要性が明らかになってきている今、竹山氏が取り組む日本の医療課題への挑戦である、オーラルヘルスケア推進事業「NOVENINE(ノーブナイン)」について、スマート歯ブラシや遠隔診療などのアイデアを中心に伺いました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

竹山 旭 氏
株式会社NOVENINE 代表取締役 / 歯科医師・歯学博士

【プロフィール】
歯科医師・歯学博士。日本抗加齢医学会専門医。大阪歯科大学大学院修了。
唾液腺の再生医療を専門とし、その研究成果は第59回日本口腔外科学会総会でのゴールドリボン賞など多数受賞。
米国コロンビア大学と京大CiRAでの研究経験を通じて歯科医療の現状に疑問を抱き、アントレプレナーシップを学ぶ。
オーラルヘルスケアを推進するためには事業化が必要と考え、2018年1月に共同代表の廣瀬智一氏と株式会社NOVENINEを立ち上げ、現在に至る。

ナレッジドナーインタビュー

  • オーラルヘルスケアに興味をお持ちになったきっかけは何でしょうか?
  • 昔は、歯医者さんに歯を白くするというような美容的なイメージを持っていましたので、自分もその道に進むのだと思っていました。しかし、大学卒業後、先輩に誘われて医療ボランティアとしてミャンマーに行き、そこでその考え方が変わりました。ミャンマーでは生活に大きな支障が出るほどの歯の痛みを訴える人が多く、美容どころか歯の健康そのものに深刻な問題があることを実感しました。この経験がきっかけとなって、オーラルヘルスケアに興味を持ち始めました。
  • 子どもたちや若い世代に対して、オーラルヘルスケアとしてのアドバイスはありますか?
  • 先ずは、怖がらないで歯医者さん行ってほしい。最近の歯医者さんは優しいので大丈夫ですよ。もう一つは、フロスをぜひ使ってほしいですね。日本では歯ブラシと歯磨き粉は当たり前のように使っているのですが、それだけでは歯の表面のみを磨いていることにしかなりません。歯と歯の間の汚れも落とすためにはフロスが必要ですので、ぜひ使ってください。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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