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木曜サロンレポート

テーマ:
ドローン仏による仏教世界の新しい表現

開催日: 2019年1月31日

○活動の主旨、目的○
古くから仏師は仏像彫刻によって仏教世界を現世に再現しようとしてきました。
その一つに「来迎」というものがあります。
これは、極楽浄土から阿弥陀如来が菩薩たちを従え雲に乗って、死者をお迎えに来るというものです。

来迎は仏画では数多く描かれてきましたが、これを立体で表現したのが平安時代、今から約1000年前に造られた平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩です。
当時の仏師は仏たちが雲に乗って宙に浮く様を、仏像をお堂の壁高くに貼り付けることによって表現しました。
それから現代まで、仏が宙に浮く表現は大きな更新がなされないまま今に至ります。

当日は、三浦氏が「来迎」をドローンを使うことによって再現しようと試みていることについてお話しいただきました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

三浦 耀山 氏
三浦仏像彫刻所 仏師

【プロフィール】
1973年埼玉県生まれ。1996年早稲田大学政治経済学部卒業。
一度はサラリーマンになるも、「見仏記」(みうらじゅん、いとうせいこう著)を読んでどうしても仏像が彫りたくなり、会社を退職し滋賀県の仏師に弟子入りする。

2012年、13年の修業期間を終え独立。
京都市上京区御所西に「三浦仏像彫刻所」を構え、仏像彫刻、仏像修復を手掛ける。
また伝統的な仏像彫刻に現代の技術を取り込んだ、ガチャ仏、ドローン仏など新しい仏像表現を試みている。

ナレッジドナーインタビュー

  • サラリーマンから仏師になられたきっかけを教えてください。
  • 学生のときに、みうらじゅんさんの『見仏記』という本を読み、「仏像を趣味として見るのもありなんだ」と思いました。それから仏像を見るために様々な場所に足繁く通うようになりました。当時は仏像関係の仕事をしようという気は全くありませんでしたので、一般企業に就職しました。ちょうど関西に配属になったため、週末に京都や奈良のお寺の仏像を見に行くことができたのです。仏像を見続けているうちに、「仏像を掘る仕事ができたら面白いだろうな」と思うようになり、師匠に弟子入りして仏師になったという次第です。
  • 若い世代に仏像を知ってもらうために、何かお考えのことはありますか?
  • 今はインターネットで情報を得る時代ですので、SNSなどを通じて「こんな変わったことをやっている人がいる」ということを知ってもらい、興味を持つ人が増えればと思っています。仏師になるには、手で覚えていく仕事であるということも踏まえて、やはりスタートは若い方が良いと思います。最近は様々なメディア露出の効果もあり、弟子入り希望も増えてきています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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