サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
What is 糸? -1本の糸から豊かな暮らしを想像する-

開催日: 2019年4月18日

○活動の主旨、目的○
皆様の生活の中に、実はさまざまな「糸」が使われていることをご存知でしょうか?
釣り糸やテニスのガット、ファッション、農業、電化製品、医療、さらには自動車に至るまで、人々の暮らしを支えるためになくてはならない存在となっています。

今回は、「1本の糸から、豊かな暮らしを創造する」を企業理念とするゴーセンの取り組みについて、また、現在開発中のテーマについてお話しいただきました。
糸の可能性を皆様と共に探る1時間でした!

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

福島 大起 氏
株式会社ゴーセン 研究開発センター

京都工芸繊維大学大学院卒。2018年日本毛織株式会社入社。

ナレッジドナーインタビュー

  • ご紹介のあった、車両資材やラケットのガット、釣り糸の他には、どのようなものを開発されているのですか?
  • 他には、組紐(製紐)技術を使って糸を円柱状にし、中空の細長いホースを作っています。このホースは「保護スリーブ」というもので、電線を覆って外部からのダメージを防ぎます。また、最近では医療用の糸を開発しています。この糸は均一で細いため、手術などの細かい作業時に使うことができます。糸の活用方法として皆さまからご提案のあった、椅子や机などの三次元のものを作るのはまだ難しいだろうと思います。
  • 今後はどんな分野で事業を展開していきたいとお考えですか?
  • 医療関係からのオファーが増えていますので、今後は医療分野で積極的にチャレンジしていきたいと考えています。当社はラケットのガットや釣り糸の製造ではよく知られているのですが、産業用資材のメーカーとしては知名度がまだ低いので、医療分野に強くなって知名度を上げていきたいと思っています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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