「第6回ナレッジイノベーションアワード受賞者シリーズ第5弾」アフリカの子供たちを雷から守る -鬼ごっこが命を救う!?- 木曜サロンレポート|サロンイベントレポート|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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テーマ:
「第6回ナレッジイノベーションアワード受賞者シリーズ第5弾」
アフリカの子供たちを雷から守る -鬼ごっこが命を救う!?-

開催日: 2019年7月18日

○活動の主旨、目的○
アフリカ・ルワンダからインターン生の受け入れをきっかけに、ルワンダで多くの人々が落雷により命を落としていることを知り、雷多発地帯で人々の命を守るための活動を現地で展開。
襲雷警報装置を設置するだけでは不十分で、人々に避難行動を起こしてもらうことが最も重要だ、と工藤氏は言います。

そこで、子供たちにもわかりやすく行動がとれるように、雷から身を守る方法を盛り込んだ新しい「オニごっこ」を子供たちと一緒に考えるワークショップを開催。 世界の困っている人に役立つという目的に共感するとともに、新しいルールを作るという学びも実践。
「雷オニごっこ」案を集約し、現地語化も完了。いよいよ現地での普及を進める段階にきています。

本プロジェクトは今年のナレッジイノベーションアワードでグランプリを受賞。
木曜サロンでは、アフリカ・ルワンダの現状や、雷の恐ろしさ、「雷オニごっこ」などの取り組みについて、ご紹介いただきました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

工藤 剛史 氏
音羽電機工業株式会社 技術統括部 研究開発グループ 部長、博士(理学)

岐阜県出身。筑波大学卒。大学では第一学群 自然学類 地球科学を専攻。
関東地方で発生する雷雨に関する研究を実施。
雷に関する仕事がしたく、雷対策専門メーカーの音羽電機工業に入社。
雷害対策基礎研究、雷害対策コンサルティング業務に従事。
業務の傍ら、2011年4月に北海道大学 大学院理学院 宇宙理学専攻に入学。
2014年3月、後期博士課程終了。博士(理学)。

現在、襲雷警報装置の開発、雷雲発生衰退の研究、宇宙エレベータの雷保護の研究に取り組む。
文部科学省 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター専門調査員、日本大気電気学会運営委員。

ナレッジドナーインタビュー

  • 故郷の岐阜県は雷が多い地域だそうですが、どのようにして雷に興味を持つようになられたのですか?
  • 小学生の頃から天気予報を見るのがとても好きで、将来は天気に関わる仕事をしたいと思っていました。中学生になって台風や雷など、激しい気象現象に非常に興味を持つようになり、三年生の夏休みの自由研究では台風について色々調べました。研究発表の時に先生から「今年の体育祭には台風は来ないよね?」と聞かれて、何の根拠もなく「たぶん来ないです」と言ったら、当日に台風が3つも来て、結局体育祭は延期になってしまいました。そんな経験から「天気ってすごい!」と益々思うようになり、雷にも興味を持ち始めました。
  • 雷が多いルワンダでは、これまでに国として何か対策は取られていたのですか?
  • 「雷に気をつけましょう」という警告の看板があるくらいでした。ルワンダでは、ヨーロッパから避雷針が輸入されていましたが、技術的な判断もできないまま取り入れてしまったり、海外製の雷から電子機器を守る装置などもありますが、取り付け方がよく分からなかったりという状況です。ルワンダ国内では雷対策の研究はあまり進んでおらず、国民に対する教育も十分ではありません。ハードはあってもソフト部分が弱いのです。 我々はハード面だけでなく、ソフト面でもルワンダの人々と繋がりを持っていきたいと思っています。こうした想いから、親しみやすい「雷オニごっこ」と名付けて、ルワンダの子どもたちを雷から守る取り組みを進めています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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