サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 発明家になる方法 -思考トレーニング法から商品化のノウハウまで-
開催日: 2019年10月3日
○活動の主旨、目的○
発明家は芸術家と同じく資格を必要とせず、誰もが発明に至るまでの道筋を理解しさえすれば大小はあるにせよ、発明家になれる可能性を秘めています。
発明家にならずとも企業人として多くの業界で創造力が求められる時代です。
歴史に名を遺した大発明家から、アイデア商品を売り出し大ヒットさせた主婦まで、国籍や立場は異なっても一瞬のひらめきの虜になった人たちについて、発明家に学ぶ創造力向上のための思考トレーニング法について大阪を代表する発明家のお一人である朝尾氏に話を伺いました。
また、朝尾氏の代表作である「急速冷凍機」や、スティービー・ワンダー氏との交流を生んだ、障がい者のための情報デバイド解消機器「ASKKてんてん」、焚火の横に置くだけで発電する機器などについてもご紹介頂きました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
朝尾 伴啓 氏
株式会社ディーアンドエーシステムズ 代表取締役
京都大学工学部精密工学科卒。
ヤンマーディーゼル㈱研究所勤務を経て㈱ディーアンドエーシステムズ設立。
ヤンマー時代に国際特許を取得した小型空冷ディーゼルの始動装置は現在も現役。
2006年、回転円板式点字表示装置「てんてん」で日本発明大賞受賞。
現在数社の技術顧問を務めながら、各種開発を行っている。
ナレッジドナーインタビュー
- なぜ発明家になろうと思われたのでしょうか?
-
発明家になる条件は想像力と創造力だと思います。子供の頃から夢見がちでしかも工作好きだったので発明家にはなるべくしてなったのでは。(笑)
日本発明大賞いただいた円盤回転式点字表示装置「てんてん」の開発に至るまでには、助成金や補助金などかなり多くの資金を得ることができましたそういう意味では「賞金稼ぎ」とも言えると思いますがその道は誰にでも開かれています。
皆さん発明家を目指してください! - 今後はどのような発明をしたいとお考えですか?
- 今手がけているのは「3D噴水」「顔認証付きひまわりの種殻剥き器」「人工氷河計画」など、エンターテイメント性の高いものが多いですね。面白くなければ発明ではないをコンセプトにこれからも新しいものを生み続けていきます。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。