コーチング×リハビリテーション -人間の回復力を引き出す- 木曜サロンレポート|サロンイベントレポート|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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木曜サロンレポート

テーマ:
コーチング×リハビリテーション -人間の回復力を引き出す-

開催日: 2019年11月28日

○活動の主旨、目的○
脳梗塞や脳性麻痺、脊髄損傷の患者へのリハビリテーションを専門とする南氏にお話を伺います。
この分野でのリハビリテーションでは近年、研究成果に基づいて、手から電気刺激を与えるデバイスや、脳に直接アプローチする方法など、さまざまなデジタルデバイスの開発と活用が進んでいます。
しかしながら、脳に直接アプローチする“第三世代”のデバイスが普及するにはまだまだ時間がかかることから、今を生きる患者のために南氏が考える、視点を変えた新たなリハビリテーションについてご紹介いただきました。
その方法は患者の回復へのモチベーションを引き出しながらデジタルデバイスの効果を高めるもので、コーチングなどのノウハウを医療分野で活かすことができる考え方です。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

南 征吾 氏
大阪河﨑リハビリテーション大学講師 / 京都大学大学院医学研究科プロジェクト研究員

現在、企業と現場をつなぎ、患者様の生活を豊にするための目的で、大阪の在宅ケアを推進している企業とロボット(装具型電気刺激装置)の販売促進している企業とをつなぎ、脳卒中の重度片麻痺の人の生活を豊かにするための作業療法(リハビリ)のプログラムを開発。

ナレッジドナーインタビュー

  • リハビリテーションにあたり患者さんに対して気を付けておられることは何ですか?
  • リハビリテーションの目標設定が適切になるように気を付けています。目標が高すぎると途中で気持ちが折れてしまいますし、逆に低すぎるとやる気が削がれてしまいますので、どうバランス調整するかが大切です。患者さん自身の希望は絶対に否定しません。患者さんの気持ちをきちんと受け止めた上で、その方に上手く合わせながらモチベーションも保ちつつ、徐々に積み上げていくという感じです。教えるのではなく、患者さんと一緒に歩んでいくよう心掛けています。
  • 今までのご経験の中で印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
  • 10年ほど寝たきりで、目も開けられない、手も上げられない、寝返りも打てない状態の方がいらっしゃいました。その方が阪神ダイガースのファンだということが分かり、その年たまたま阪神タイガースが優勝しました。そこで、優勝した瞬間の音声を録音して枕元で流し「阪神タイガースが優勝しましたよ」と伝えると、その方が手を上げられたのです。「すごい!」と思いました。最終的に回復には至りませんでしたが、その方にとっての大事なことが刺激となり、反応されたのだと思います。人間にはそれぞれの歴史があります。その歴史をひも解き、組み立てたり、掘り下げたりしながら、患者さんたちのリハビリテーションに取り組んでいます。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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