サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
2050年未来社会像と万博 -デジタルイノベーションの共創-

開催日: 2020年1月9日

○活動の主旨、目的○
2025年大阪・関西万博は、2050年の未来社会像の提示と、それに向けたイノベーションを創出する良い機会となります。
2019年10月に、三菱総合研究所では、「未来社会構想2050」を発表しました。デジタル経済圏の台頭は大きく経済、社会、生活、働き方、まちを変えていきます。
これからの未来を考える上では、デジタルイノベーション(あるいはデジタルトランスフォーメーション)をどのようにとらえ、いかに明るい未来社会を創造していくシナリオを持つことができるかが重要となります。
また、万博のコンセプト「未来社会の実験場」で示されていますように、実験、実証を繰り返し行っていく時代となります。特に、デジタルとリアルの融合により、未来社会の形成がなされていくことになりますが、その道筋の中で、様々な人々の共創がより求められることでしょう。
2020年がはじまり、皆さんと万博を契機に、2050年の未来社会像とそこに向けた道筋を考えました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

高橋 朋幸 氏
三菱総合研究所 西日本営業本部長兼万博推進室長

同志社大学経済学部卒、1988年4月中央信託銀行株式会社入社、
1991年5月株式会社 三菱総合研究所入社、
2006年10月関西研究センター長、
2016年10月企業・経営部門 営業本部長、
2017年10月営業本部副本部長、
2018年10月西日本営業本部長、
2019年1月兼 大阪万博推進室長(現万博推進室長)。
大阪大学客員教授(経済学研究科)、関西経済連合会 評議員

ナレッジドナーインタビュー

  • 2025年の大阪万博において、大阪らしさは期待されますか?
  • エンターテインメント要素をうまく取り入れていくと、大阪らしいものになると思います。文化、歴史、自然、食物などとエンターテイメントを組み合わせれば、面白いのではないでしょうか。本日お話しした環境エネルギーを例に挙げると、技術的な理解は難しくても、エンターテイメントと掛け合わせることで、身近に感じることができたり、概念がわかりやすくなったりします。また、文化や歴史に着目すると先人たちの偉大さに気づき、未来社会を考える上で学ぶことが多々あるかもしれません。大阪らしい楽しめる仕掛けを期待しています。
  • 新しい価値を生み出すイノベーションの推進をするナレッジキャピタルに対して、2025年の万博に向けて何かご意見はありますか?
  • ナレッジキャピタルに限らず言えることですが、デジタルであるICT(情報通信技術)をうまく使いこなすには、アナログの部分がとても重要になります。デジタルとアナログが互いに作用して新しい何かが起こる可能性があり、先のエンターテインメントと組み合わせるという話にも繋がります。そこで、ナレッジサロンにアートを取り入れてはいかがでしょうか。整った環境で、人と人が対話するには良い空間ですが、イノベーションを起こすには何かもう一つ刺激を受けるものがほしいですね。例えば、絵画1枚でも刺激になりますし、衝撃的な作品であればより効果的だと思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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