サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- VR(ヴァーチャル・リアリティ)はこれからのビジネス・インフラとなるか!? -参加者と探る、VRの可能性-
開催日: 2020年1月16日
○活動の主旨、目的○
昨今、注目を集めるVR(ヴァーチャル・リアリティ)技術。
その市場は、エンターテイメントなどの一般消費者から産業分野にも広がり、2023年は17兆円を超える、 という試算もあります。現在、VRにはどのような技術・コンテンツがあり、 今後、どのような利用が期待されているのでしょうか。
本木曜サロンでは、「バーチャル・ドローン」や「浮遊書」など、 ナレッジキャピタルでVRコンテンツ開発を続けているXOOMS保田氏が、 VRの最新技術や利用事例、課題とビジネスチャンスなどについて、 これまで調査した情報をみなさんと共有しました。
そして、今後、どんなVR技術を開発し、どんな分野に応用し、 どんなビジネスを立ち上げていけるのかについて、 木曜サロン参加者と意見交換を行いました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
保田 充彦 氏
株式会社XOOMS(ズームス)代表、一般社団法人ナレッジキャピタル・リサーチャー
航空宇宙分野のエンジニアを経て、現在はサイエンス映像の制作、データの可視化、
VR/MRコンテンツ開発などに取り組んでいる。
座右の銘は「人生はすべて実験である」。
ナレッジドナーインタビュー
- 2020年3月に「The Lab. みんなで世界一研究所」で行う期間限定のVR(ヴァーチャル・リアリティ)展示の詳細をお聞かせください。
- 東大阪市のプロジェクトで、同市にある飛鳥時代のさまざまな遺跡をVR上で体験できるものです。実際に見に行くのは大変ですが、ヴァーチャルの中で遺物を手に取ったり、洞窟に入ったりと、遺跡を体感していただけます。また、発掘した場所をフォトグラメトリーで3D化していますので、当時に遡ってVRで発掘現場を見たり、歩いたりすることもできます。4日間の展示期間中、VR体験だけでなく、歴史やVRに関するセミナーも開催する予定で、展示のバックグラウンドとなる部分も知っていただければと思っています。
- 今後VRが発展していく上で求められることは何でしょうか?
- VRを体験したことがない人に、まずは体験してもらうことですね。そこからニーズが広がっていけば良いと思います。VRは、アイデアと工夫次第で、さまざまな分野での利用が可能です。VRを作る人がすべてを決めるのではなく、それぞれの分野にいる人がVRをどう使うか考えていけば、VR技術をうまく活性化できると思います。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。