サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
本気で求む!新規事業コラボパートナー Presents by 三木楽器株式会社

開催日: 2020年8月20日

○活動の主旨、目的○
三木楽器株式会社は、江戸時代末期に創業し、国内有数の老舗楽器店として楽器の販売にとどまらず、大人から子供まで楽しめる音楽教室や、音に関わる様々なサービスを、「音楽を愛するお客様」に対して提供してきました。また、ナレッジキャピタルの開業時から「The Lab.みんなで世界一研究所」に参画し、企業や大学と様々なコラボレーションを実践しています。
木曜サロンを通じて、新たなビジネスモデルの構築を目的に、サロン会員の方を対象に、新規ビジネスを共に創り出していくコラボパートナーを募集することとなり、古山氏より、新規ビジネス開発を必要とする事業背景や、今後のコラボパートナー募集に関する進め方、具体的なニーズをお話しいただきました。
本講演後、改めてサロン会員の方が既に企画・推進中のビジネスプランや、三木楽器と共に創り出したいという新しいアイデアをお聞かせいただく面談会を設定する予定です。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

古山 昭 氏
三木楽器株式会社 代表取締役社長

1950年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学商学部卒業、1974年日本楽器製造(現ヤマハ株式会社)入社、大阪事業所長など歴任後、2007年10月三木楽器に入社。専務取締役を経て2011年10月代表取締役社長就任。1825年創業の老舗楽器店に今までになかった新たな取り組みを持ちこんでいる。特に異業種企業とのコラボレーションに積極的に取り組み、これまでの事業の枠を超えた新たなネットワークを形成し、音楽の新たなる可能性を追求している。40年以上楽器に携わる仕事をしているが楽器は演奏しない。音楽との関わりはカラオケ程度。好きな音楽は大音量系ハードロック・ヘビメタ・ヒップホップ、最近はサブカル・アイドル系のイベントにも出没している。

ナレッジドナーインタビュー

  • 音楽は認知症の予防にどのように役立つのでしょうか?
  • 音楽が認知症の予防に効果があるということは、既にいくつかの大学の研究で科学的に立証されています。音楽を聴いたり、楽器を演奏したりすれば、十分な効果が現れると思います。ただし、1回や2回ですぐに改善するという訳ではなく、継続しなければ効果は望めません。そのため、認知症予防として継続できる音楽教室を開催しています。例えば、ヤマハの「青春ポップス」という高齢者向けのクラスでは、先生が楽器を弾き、参加者の皆さんが振りを付けながら歌います。身体を動かすのが難しい、もっと高齢の方のためには、歌うだけのクラスもあります。先生の指揮で童謡や軍歌などを歌います。これらの音楽教室は認知症予防にかなり効果があるのではないかと思います。音楽は医療ではないため治療することはできませんが、私たちは予防というレベルで認知症に取り組んでいます。
  • ザ・ラボに三木楽器のブースを出展することで何を期待されていますか?
  • ザ・ラボへの出展で期待しているのは、やはり一般の方のダイレクトな声を聞くことですね。私たちの楽器店や音楽教室に来られるのは、三木楽器のことを既によくご存知で、楽器を購入したり、音楽を習ったりなど、はっきりした目的をお持ちの方ばかりです。音楽に興味のない方はほとんど来られません。しかし、ザ・ラボには三木楽器のことを知らない方や音楽に関わりのない方がたくさん来場され、それぞれの立場から自由に意見を言われます。私たちには、この「好き勝手な意見」がとても新鮮に感じます。好き勝手なことを言っているようで、意外に的を射ている場合があるのです。私たちに近い分野よりも、むしろ遠い分野の人の意見を聞きたいと思っています。ナレッジキャピタルに来ると、普段の仕事では会えない人に会え、聞けない話を聞くことができます。それがナレッジキャピタルの良さであり、ザ・ラボへの出展で期待することでもあります。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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