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木曜サロンレポート

テーマ:
タイヤはどうやって進化し続けているのか -更なる進化に必要な連携とは-

開催日: 2020年12月10日

○活動の主旨、目的○
“転がる・止まる”という相反する機能を成立させ、人の命を守らなければいけないタイヤ。そんな難解な製品の進化の裏側には研究開発に必要な素材解析の技術や、ナノレベルで素材を設計する革新的技術が詰まっています。 
  電気自動車や新たなモビリティーの台頭、自動運転など、自動車産業を待ち受ける激動の時代を前に、静音技術やエアレスタイヤ、デザイン性の向上など更なる進化を目指すTOYOTIRE株式会社の取り組みについて伺いました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

金井 昌之 氏
TOYO TIRE株式会社 取締役常務執行役員/デジタルイノベーション推進本部長

徳島大学工学部卒。東洋ゴム工業(株)(現:TOYO TIRE(株))に入社し新車用タイヤ開発、一般市販用タイヤ開発に従事。日米欧の軽トラックのタイヤから高性能タイヤに至るまで全てのジャンルのタイヤを開発。また国内外工場タイヤの工法開発にも携わる。その後タイヤ企画を経て現在デジタルイノベーション推進室にて全社DX化活動を実行中。

ナレッジドナーインタビュー

  • タイヤのデザインを決める上で重要なことは何でしょうか。
  • 先ずはコンセプトです。コンセプトがしっかりしていると、装着する車や乗る人のイメージがより具体的になり、デザインを選別しやすくなります。ランダムに作った中からデザインを選んでいるのではなく、きっちりとコンセプトを考え、それに対するアウトプットがデザインなのです。初めにコンセプトと装着する車のイメージがあって、次に考慮するのが仕向地についてです。国や地域によって法律が異なり、地域性による好みの違いもあります。例えば、ヨーロッパでは「タイヤはこうあるべきだ」という確固たる考え方があり、派手すぎるデザインは受け入れられません。仕向地の事情によって希望するデザインを採用できないこともあります。「コンセプト・装着する車のイメージ・仕向地」の3つにマッチしたデザインを選ぶことが大切です。
  • タイヤのセンサーについて今後の展開も含めて教えてください。
  • タイヤにセンサーを埋め込むことはすでに行われており、道路の凹凸や雪道の滑りやすさなどが分かりますが、実はそれはタイヤから得たデータではなく、車体からのデータによって感知しています。タイヤはタイヤ独自のデータを持っていますので、そのデータと車の挙動を融合させたいと考えています。タイヤのデータを解析することにより、例えば「この辺りは滑りやすい」などの情報を後続車などに伝えることができれば、安全面で非常に有効です。人が自分で運転して状況を目視できるなら必要ない情報かもしれませんが、将来自動運転が普及していくと、車同士をつないで、車そのものに情報を与えた方が、より安全性が高まるでしょう。タイヤでセンシングしたデータをどのように加工し、分析して活かしていくかが今後の課題です。タイヤが持つ独自のデータを車にも活用できるよう提案していきたいと思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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