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テーマ:
「うめだ文楽2021」開催記念!「生きている音楽の奏で方」

開催日: 2021年2月25日

○活動の主旨、目的○
国内外の多くの演奏家・指揮者と共演し、国内外で活躍の日本を代表する、チェリスト 宮田大氏、日本を代表する伝統芸能である文楽の三味線演奏者 鶴澤寛太郎氏、同じ弦楽器奏者であり、これからの時代を担う同世代でもあるお二人に、それぞれの楽器から奏でられる音への“いのちの吹込み方”や“楽器への想い”を語っていただきました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

宮田 大 氏
チェリスト

2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。
これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。
使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A.ストラディヴァリウス“Cholmondeley”である。

鶴澤 寛太郎 氏
義太夫三味線

1987年奈良生まれ。人形浄瑠璃文楽座 三味線部 技芸員。1999年に祖父である7代鶴澤寛治(人間国宝)に入門、寛太郎と名のり、2001年1月国立文楽劇場で初舞台。
2009・2011・2014・2015年文楽協会賞、2012・2017・2019年文楽劇場奨励賞、2012・2019年十三夜会賞 奨励賞、2019年咲くやこの花賞受賞。

ナレッジドナーインタビュー

  • 今回の木曜サロンでの対談を通して、「文楽」と「クラシック音楽」というお互いの世界に対する印象は変わりましたでしょうか。
  • 宮田氏:本日の鶴澤さんとの対談の中で文楽について初めて聞く話が多く、今まで知らなかったことをもったいないと思いました。もっと若い時から文楽を経験しておけば良かったと後悔しています。これを機に、ひとりの文楽ファンとして様々な演目を鑑賞したいと思います。また、文楽は「日本人だからこそ表現できるもの」を突き詰めているという印象があります。私がチェリストとして活動する西洋音楽の世界では、トップはやはり欧米の奏者で、日本人では二番手止まりなのかと感じることもありましたが、文楽に触れて「日本人だからこそできる西洋音楽をやろう」という気持ちになりました。今回は良い機会をいただいたと思います。

    鶴澤氏:今までクラシック音楽に対しては「堅苦しい」というイメージを持っていました。例えば、奏者は厳格な方ばかりで、観客側にも厳しいマナーやルールがあるのではと想像していたのです。しかし、宮田さんとお会いして、自然体で音楽を楽しむことを第一にされている方がクラシック界にいらっしゃると知り、無意識に自分の中にあったハードルが一気に下がったような気がします。今回、世界トップレベルの奏者である宮田さんの話を生でお聞きすることができ、今まで馴染みのなかったクラシック音楽の世界が身近に感じられるようになりました。
  • 『うめだ文楽』の開催意図や今年の公演に向けての想いをお聞かせください。
  • 鶴澤氏:『うめだ文楽』のコンセプトは「文楽をわかりやすく楽しんでいただく」ことです。地元の大阪でさえ、文楽という存在は知っているが実際に観たことがないという方が多いのですが、年齢を重ねるに連れて文楽を好きになり、もっと早くから観ておけば良かったとの声もよく聞きます。若い方に文楽に親しんでいただくことは、将来の文楽を育てるという意味においても重要だと感じます。また、私たち若手にとって同世代のお客様は励みになり、お客様とともに成長していくことは演者としての楽しみでもあります。若い世代のお客様が、将来の文楽を支えてくださると信じています。
    『うめだ文楽2021』の演目は『義経千本桜~河連法眼館(かわつらほうげんやかた)の段~』で、昨年の公演がコロナ禍で中止になり、今年上演させていただくことになりました。今年は何としても実現させるという強い気持ちで臨んでいます。『うめだ文楽2019』で上演し好評を得て再演となった演目ですので、評判を落とさないよう自分自身も進歩が感じられる演奏ができればと思っています。

    宮田氏:文楽と同様にクラシック音楽でも、お客様とともに成長していくことはとても大切です。この機会に若い方々にも、わかりやすく親しみやすい『うめだ文楽』をぜひ観に来ていただきたいと思います。文楽ファンの輪が広がっていくと良いですね。文楽とクラシック音楽の世界が互いに助け合い、より多くのお客様に来場していただければ嬉しく思います。一緒に『うめだ文楽2021』の宣伝活動をする中で、「公演を成功させたい」という鶴澤さんの強い気持ちがひしひしと伝わってきましたので、少しでもお力添えができればと思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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