サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- こんなところに心理学 -ビジネスの課題に研究者の力を-
開催日: 2021年4月15日
○活動の主旨、目的○
一般的に、心理学がインタビュー・アンケート・脳機能計測など数々の様々な方法で人の心の多様な側面を解き明かす「ヒトを科学する」学問であるということはあまり知られていません。一口に心理学と言ってもその範囲は広く、認知心理学・発達心理学・臨床心理学・社会心理学・感情心理学などいろいろな様々な領域があるとのこと。
心理学の各分野の研究者集団である株式会社イデアラボは、様々な企業の研究開発や商品開発に関する課題を解決してきました。
“人の心”に関する課題はもちろんのこと、“人とモノ” “人と環境”の関係をひもとく、想像を超える身近で有用な心理学の世界についてご紹介いただきました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
澤井 大樹 氏
株式会社イデアラボ 代表取締役
2006年 関西学院大学大学院文学研究科博士課程前期課程心理学専攻にて修士(心理学)取得。
2010年 株式会社イデアラボを設立。
2017年 筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。専門領域は知覚心理学、生理心理学、精神物理学。
イデアラボでは、精神物理学的測定法や中枢および末梢系の生理指標を用いた実験的手法によるヒトとモノの関係性についての検討と経営業務を主に担当している。
ナレッジドナーインタビュー
- コロナ禍で依頼される研究内容に変化はありましたか?
- 今のところはまだコロナ関連の研究依頼は少ないですが、心理学全体ではコロナで変化した生活や人の心に関する研究が非常に早いスピードで進んでいます。今まさに最新の知見が生まれてきている状況ですので、ここからその知見を実社会に還元できるような仕事ができればと考えています。
- 研究員の方々は仕事と研究活動をどのように両立されているのでしょうか。
- 社員が優秀だからですかね…(笑)。働きながら博士号を取った社員もいて、本当にみんなすごいなと思いながら見ています。 あとは、イデアラボでは働き方を完全に個人の裁量に任せているので、大学での教育活動や個人の研究などはわりと自由にやってもらっています。民間企業に勤めると、個人の研究ができないという声をよく聞きますが、うちでは仕事と研究のどちらも存分にやってほしいと思っています。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。