サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
第8回ナレッジイノベーションアワード受賞者シリーズ第7弾
「気持ちをデジタル化して優しい行動を促すサービス KIMI crew -キミクル-」

開催日: 2021年7月8日

○活動の主旨、目的○
現状、援助や配慮を必要としている方々は、ヘルプマーク等を身につけられるものの、障害物などにさえぎられると、「周囲の方からの助けや配慮を得やすくする」という本来の機能を十分に果たすことができていません。
木曜サロンでは、ナレッジイノベーションアワードを受賞された伊藤氏および会田氏より、お二人が考案された小型デバイス「KIMI crew Beacon」やモバイルアプリ「KIMI crew App」についてお話いただきました。
これらを使って周囲の方々へ『具合が悪い』『助けてほしい』を発信することにより、「KIMI crew App」や受信デバイス「KIMI crew Effect」を通して、自然と助けや配慮を求めることができるようになります。
実証実験の段階ですが、皆様のアイデアで助け合える未来を作りませんか?

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

伊藤 由偉 氏
神戸電子専門学校

滋賀県大津市出身。滋賀県立国際情報高等学校卒業後、神戸電子専門学校 Webエンジニアコースへ進学。幼い頃からIT技術に興味があり、小学生の時にHTMLを独学で勉強し、Webサイトを運営。高校ではC言語やPythonを学び、プログラミングの面白さを知る。個人開発として、当時実験中のWeb NFCを活用した認証システムや顔認識で動作するPCスイッチ、モバイルアプリ開発など様々な “ものづくり” を行うようになる。ビジネスコンテストWINK2020へ会田氏と共に参加し、「KIMI crew -キミクル-」という題で優勝。アイデアの実現に向け日々奮闘中。

会田 圭吾 氏
神戸電子専門学校

兵庫県加古川市出身。兵庫県立農業高等学校卒業後、神戸電子専門学校に進学。IoTに興味を持ち、高校三年生の時にプログラミング言語Pythonでプログラミングの勉強を始める。神戸電子専門学校入学後、個人開発で、水位測定機や自動開閉のゴミ箱など、Raspberry Piを中心に使って勉強。Red Bull Basementなどイベントに積極的に参加。教師からの勧めでWINK2020へ伊藤氏と共に参加を決意。
応募内容のアイデアとして「KIMI crew -キミクル-」を発案。

ナレッジドナーインタビュー

  • 今後はどのような場所で「KIMI crew -キミクル-」の実証実験を行いたいとお考えですか。
  • 伊藤氏:空港や大阪駅のような大きな駅など、人の流れが多い場所ですね。「キミクル」がどのくらいの範囲までカバーできるのか、キャパシティテストを兼ねて、多くの人が行き交う場所で実証実験をやっていきたいと思います。
    会田氏:私も空港や駅で実証実験を行いたいと思っています。また一方で、人流の多い駅とは逆の介護施設や保育園など、ある程度隔離された空間での実験も有用ではないかと考えています。
  • 将来の仕事に対するビジョンをお聞かせください。
  • 伊藤氏:私はシステム作成やプログラミングの仕事に携わっていきたいと思っています。例えば、プログラミングが苦手な方もいらっしゃいますので、お客さま自身では実現できないことをご希望に沿って形にしていくような仕事がしたいと考えています。
    会田氏:私はIT分野の中でもIoTに興味があります。IoT系の開発やプロジェクトにおいて、仲間としっかりコミュニケーションを取りながら、チームで取り組んでいくことができればと思います。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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