サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
高性能ドローンだから出来ること -ハイテク建設現場からエンタメまで-

開催日: 2021年7月15日

○活動の主旨、目的○
ドローンはエンタメや趣味の領域のみならず、我々の知らない社会の至る所でなくてはならない存在になりつつあります。ただ一口にドローンと言ってもその性能は様々で、高性能なドローンでしか対応できない需要も数多いとのこと。
例えば、若手人材不足が深刻な建設業の解決策として“i-Construction”(アイコンストラクション)と呼ばれるハイテクを駆使した現場や、物流企業の倉庫内の在庫把握、ダムやビルなどの建造物の点検、さらにはダンサーの撮影まで、国内外から多種多様な依頼を受ける荒木氏にお話を伺いました。
ドローンの基礎知識と今後の動向や国内での活用における課題について、また荒木氏が開発したオリジナル機の開発物語とその活用事例など、ドローンのワクワクする未来が見えてくる1時間でした!

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

荒木 寿徳 氏
株式会社アース・アナライザー 代表取締役

舞鶴工業高等専門学校土木工学科卒業。株式会社日本ピーエスに入社し、主に橋梁を主体とした「プレストレストコンクリート構造物」の設計と施工に従事。
平成12年に京都府に拠点を置く北都開発株式会社取締役に就任、国土交通省発注のi-Construction工事に携わる。ドローンやレーザースキャナを使った次世代の計測や施工方法を経験し、建設業界の未来に不可欠なものであると確信する。
平成30年7月、株式会社アース・アナライザーを設立。i-Construction支援業務を行う傍ら大学等と共同で独特な飛行を行うことができる高性能ドローンの開発を行っている。
日本ロボット学会2020にて『シームレスドローン RTK-GNSSとUWBセンサーの併用による屋内外自動航行技術の開発』、近畿地方整備局研究発表会(令和3年度)において『河川の維持管理に有効な新手法 高精度UAVと測深ボートの活用』を発表。

ナレッジドナーインタビュー

  • 今後ドローンの活用範囲は広がっていくとお考えですか。
  • ドローンの活用範囲は確実に広がっていくと思います。特に、危険を伴う業務においてドローンは有用です。例えば、高圧線の鉄塔や橋梁など、人間が実際に行くには危険な場所をドローンで先にある程度撮影して、予めどこが劣化しているかなどが分かれば、作業員はその部分を重点的に調べればよいので、危険な作業を軽減できます。ドローンはこうした危険な業務のコスト削減につながる技術だと考えています。
  • AIで懸念されているように、ドローンに仕事を奪われてしまうことはありませんか。
  • その心配はないと思いますよ。建設業に限って言えば本当に人材不足です。若手が非常に少ないので、現在は外国人労働者やドローンのような技術で対処しているという状況です。「BIM/CIM」や「i-Construction」によって業務を効率化する動きが盛んですので、システムに対応できる若い技術者がもっと増えてくれればと願っています。
    今後も危険な箇所や人間が到達困難な箇所ではどんどんドローンに活躍してもらって、事故や怪我のリスクを減らしていくべきでしょう。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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