サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
アフターコロナに向けて飲食店の出店戦略と未来を考えてみよう!

開催日: 2021年9月9日

○活動の主旨、目的○
昨年来の新型コロナウイルスの流行により、世界経済に大きなダメージを与える中、必然的に『飲食業』も大きな転機を迎えることとなり、これまで常識とされていた出店戦略にも変化が必要となってきました。
今回は、必ずやってくるアフターコロナ時代に向けて、飲食店の出店戦略に関する方向性と未来について、他社事例も交え、未来のために今からできることをサロン会員の皆様と一緒に考えました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

高崎 剛 氏
株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス 店舗開発部 物件開発チーム

大阪府枚方市出身。大学卒業後、飲料系通販会社を経て、2007年に㈱クリエイト・レストランツ入社。
PR部署にて、広報・販促業務に携わるが、その後、商品開発部、購買チーム、店舗設計チーム、新業態開発室など経験。『カフェスタイルチーム』創設に伴い、チーフプロデューサーとしてカフェ業態を開発。
渋谷「JINNAN CAFE」「FREEMAN CAFE」、上野「上野の森PARKSIDE CAFE」などを立ち上げる。
その後、約6年間外部での武者修行を経て、現職に復帰。 現在関西に常駐しながら、西日本エリアの物件開発業務をメインとし、PRや店舗設計業務にも携わっている。

ナレッジドナーインタビュー

  • 飲食店の出店戦略において、将来を見据えてどのようなことを意識していらっしゃいますか。
  • 個人事業主の方なら長い目で見た経営を当然されると思いますが、弊社の場合は5年先、10年先という遠い将来についてはあまり考えていないですね。コロナ禍による借入れもあり、何とか以前の売上に戻していかなければなりませんので、いかに早く、効率よく回収できるかが重要になってきます。そのため、立地や業態を見直し、回収率の高い方にシフトしているのが現状です。2〜3年のスパンで状況を見ながら戦略を立てています。
  • 飲食業界の立場からコロナ禍によって気付いたことや感じたことはありますか。
  • 「時代が一気に進んだ」という感はあります。コロナ前からDXをはじめ、デジタル化の波は来ると言われていましたが、その動きが一気に加速して実現し、「時代が動いた」と感じます。これはコロナ禍によって生じたメリットかもしれませんが、この流れが結果的に良かったかどうかは、数年後の検証で分かるのだろうと思います。ただ私は、デジタルの加速、個食や黙食が進む中ではありますが、食と空間が人と人をつなぐ、温かみのある『コミュニティープレイス』を作っていきたいとの想いでカフェ事業にも長年携わってきましたので、リアルにお客さま同士が接することができるアナログな空間も、これからも数多く創造していきたいと思っています。アフターコロナでは新たな形になるかもしれませんが、“対話のある空間”は飲食店の根幹部分として忘れてはならないと思っています。 

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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