サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 子育てしながら働くとは ~ライフスタイルの多様性と女性の生き方~
開催日: 2022年2月10日
○活動の主旨、目的○
大学卒業後、結婚、子育てを経て、40代になって初めて社会に出た八尾氏。
仕事を始めトラブル続きの中での学びは、仕事は「人」とするものだという事だったそうです。40代で社会人1年生、教えてもらうことばかり、プロフェッショナルや若い人たちと接することは、全てが刺激的で、今まで知らなかったことを知るきっかけになったそうです。光文社という雑誌社が、女性のライフスタイルに寄り添った誌面作りをする会社だったということもプラスになり、15年間に及ぶ連載企画「NEWSHOP」、2年半、毎号関西のセレクトショップをクルーズ取材・撮影した「関西Story」など、アパレルだけでなく、飲食や美容にも携わって来られました。今回の木曜サロンでは、女性のライフスタイルの多様性と女性の生き方についてお話しいただきました。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
八尾 美奈子 氏
ブランドコミュニケーター・ライフスタイルライター
甲南女子大学卒業後、すぐに結婚。20代は主人の歯科医院で勤務、主婦業と子育てで30代を過ごす。
40歳を過ぎて、子育て中の女性をターゲットとした光文社のVERYのライターとして仕事デビュー。
女性目線、主婦目線から見た、ファッション、美容、飲食、インテリアなどライフスタイル全般のページを企画・担当。担当雑誌は、STORY、美ST、Mart、HERSなど(2021年時点) があり、雑誌休刊・廃刊を含めると、Gainer、BRIO、などの男性誌も。現在は、紙媒体のみならず、アラフォーターゲットのアパレル・美容商材などのブランディング、商品開発、イベントのプランニング、キャスティングなど、また2018年からは、光文社WEBサイト、kokode.jpのMDも担当。取材・撮影でかかわった女性層は、独身既婚を問わず20代から50代と広く、また関西圏のアパレル、メーカー、ブランド、飲食系との繋がりも広い。光文社のライターの仕事は、企画提案、読者探し、撮影スタッフの構成、ライティング、校正まで一貫した内容でライティングまで。
ナレッジドナーインタビュー
- キャリアのスタートが遅かったことのメリットや強みは何でしょうか。
- 強みか弱みかは表裏一体だと思いますが、社会に出て働いたことがなかっただけに何もかもが新鮮に感じます。「そんなことで喜んでいるのか」と驚かれることがあるくらい、社会生活の中の一つひとつが面白く、感動します。例えば、今までマザーバッグなどの大荷物を持って歩き回っていた私にとって、財布ひとつでランチに行くことさえ羨ましいことでした。この年齢で経験したからこそ、他の方よりも感動の度合いが大きいのかもしれません。若い人たちと一緒に仕事をすることがとても楽しく、年齢が上だからといって見栄を張ったりすることもないですね。仕事を始めてから約15年。まだまだキャリア不足を感じますので、今も新鮮な気持ちで何もかもを受け入れられる「柔軟性」があることが、私の強みだと思っています。
- これから新しいことを始めようと考えている方々へメッセージをお願いします。
- 何かをやり始めるまでに不安なことはたくさんあると思います。もちろん私もそうでした。光文社に採用された時には連絡が1週間なかっただけで不安になりましたし、トラブルに対処できずに怒られたこともありました。しかし、やってみなければ、怒られることはないですが、失敗から学ぶこともありません。また、その怒られたことが次のステップにもつながります。私が担当している雑誌の読者の方々を見ていると、「ママ友パワー」の強さを感じます。コミュニケーション力やコミュニティ形成力が強いママ友同士で共感し、協力し合い、ひとつのことを成し遂げるのは素晴らしいですね。もし自分一人では何もできないと悩まれているのでしたら、近くの方に相談してみたり、「私、こんな事を考えているけれど、どう思う?」と聞いてみたりしてはいかがでしょうか。こうした一言で輪が広がり、様々なことにつながっていくと思います。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。