サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
“個性の見える化”が労務問題を解決する!? -社労士が現場の声からたどりついた、これからの人財経営とは-

開催日: 2022年2月17日

○活動の主旨、目的○
多くの中小企業が抱える“採用”をはじめ、未払残業、過重労働、ハラスメント、メンタルヘルス、いじめ・嫌がらせリストラなどの労務問題は多岐に渡ります。しかしそのほとんどは「ひと同士」の間で起こるトラブルで「ひとの心、気持ち」の部分が深く関わって起こることが多いとのこと。コロナ禍、そして変化の激しい現代においては、従業員との価値観の距離を見極め、ひとを大事にする労務管理の在り方が重要で、ACS =(Analysis of Communication Structure)というツールを使った事例をご紹介いただきました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

上田 恭子 氏
一般社団法人えがお・ワークラボ 代表理事

昭和34年愛媛県生まれ。平成16年1月社会保険労務士事務所「上田恭子社会保険労務士事務所」開業。
平成29年4月社会保険労務士法人のぞみプランニング(愛媛県)を設立、代表社員就任。
平成30年2月一般社団法人えがお・ワークラボ代表理事就任。クライアントの真のニーズを感じとり誠実に対応することをモットーとし、個性分析テスト「ACS」、組織力診断「OQ-Navi」を活用し、企業と従業員の良好な就業環境確保のため、日々業務に取り組んでいる。

ナレッジドナーインタビュー

  • 個性分析テスト「ACS」が、企業の労務管理の他に活用されている事例があればお教えください。
  • ACS(Analysis of Communication Structure)は在籍している社員に向けた個性診断テストとして有効ですが、新規社員の採用活動にも活用している企業が何社もあります。企業が希望する人材には、それぞれある程度の決まったタイプがありますので、 事前選考でこのACSを実施し、該当するタイプの方々を集めて最終面接を行うことができます。また、ビジネス以外では、家庭やプライベートでの人間関係の改善に役立っています。例えば、親子関係に原因がある場合が多い引きこもりや、夫婦や恋人間のフラストレーションなどの問題に、ACSを活用して相手の個性を理解することで対応します。さらに、婚活サービスにACSを導入して実績を上げた例もあります。マッチングに際して互いの個性を知ることは重要ですので、婚活の分野でも今後どんどんACSを活用していただきたいと思っています。
  • 企業においては、どのようなコミュニケーションの取り方が理想的だとお考えですか。
  • やはり、社長が社員に向かって上からものを言うのではなく、聞く耳を持っている企業が理想だと思います。例えば、私が携わった中小企業の中には、かなりの社員数にもかかわらず、社長が社員一人ひとりの声を聞き、できることはやるという対応をされている企業があります。こうした例を見ていると、社長が「聞く耳を持つ」企業は、社内コミュニケーションが上手く取れていると感じます。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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