サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
伝える、伝わる話し方 -中学生に自分の夢を熱く語れますか?-

開催日: 2022年6月2日

○活動の主旨、目的○
まずオカリナの演奏からスタート。こういった飛び道具(その人の雰囲気とギャップのある一芸)は印象付けには最適。自己紹介ではフルート演奏家を志すも、クローン病発病のために挫折し、そこから講演家としての経験を紹介。また講演の際の自己紹介のポイントとして、聴講者との“共通点”を示す(どこで誰に講演する場合でも確実なのは、当日会場までの移動手段を伝えること)ことが重要とのこと。
 スピーチや講演を失敗する人のパターンとして、「難しいことを難しく話す」、具体的にはカタカナ言葉や専門用語、熟語などを多用すると聞き手の頭の中で変換作業が発生し、その変換が追い付かなくなると眠くなる。その他「よくわかっていないことを話す」「聞き手の理解力を把握できていない」といった点も問題で、小学生にひらがなで理解出来るように話せる人が本物の専門家。最後に「人を惹きつけるのは人柄、愛ある出口が人柄を伝える」とメッセージをお伝え頂き講演を終了。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

さくらい りょうこ 氏
講演家/オカリナ奏者

大阪音楽大学器楽科フルート専攻卒業。世界一の演奏家になる夢を叶えるべく頑張る最中に難病クローン病を発病。人生が大きく変わる。
阪神淡路大震災で被災、「生きる」を考え始め、2001年より「生きる」を伝えてきた。
全都道府県で1500回の講演に登壇。聴講者数は35万人を超える。
2017年MDRT日本大会の講師に選ばれ3000人のスタンディングオベーションを受ける。
2021年「人を惹きつける話し方講座」開講。万人に伝わる手法を講じている。

ナレッジドナーインタビュー

  • 講演時の声の出し方で意識なさっていることはありますか。
  • 気を付けているのは、「がならない」ようにすることです。きっちりした綺麗な声は聞きやすいのですが、受ける方に圧がかからないよう、できるだけ空気を混ぜたような、ふわりとした話し方を意識しています。ふわりと始めて、「ここぞ」というところではっきり話すという感じですね。マイクを使われる際は「薄い声」を出す練習をされると良いと思います。セミナーの場合の声の出し方はまったく違います。
  • これから挑戦したいことや新しく始めたいことをお聞かせください。
  • 喋ることが大好きで、「テレビのショップチャンネルのプレゼンター」になることが昔からの夢でした。
    これはぜひ一度やってみたいですね。
    挑戦したいことは色々ありますが、最近「人を惹きつける話し方講座」を始めたばかりですので、しばらくは講座に力を入れたいと考えています。また、息を使うオカリナで健康法を考案したり、若い方にオカリナを普及したりという活動も行なっていきたいと思っています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

開催済みのプログラム

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