サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- “ワタシはアナタと違います。” そのひと言のためにやっている
開催日: 2022年7月14日
○活動の主旨、目的○
まず序盤はそもそもブランディングとはどのようなものかについて、また田中氏の基本的な考え、つまりテーマにもある、他との差別化の重要性についてお話頂いた。また大変重要な考え方として、ブランドは一朝一夕に出来上がるものではなく、さまざまな種類のコンタクトポイント(メディアだけでなく、チラシやパッケージ、のぼり、名刺、看板、営業車のデザインなど)の積み重ねで醸成されるもので、事業の内容や方向性を、
コンタクトポイントの種類に合わせた言葉やヴィジュアルで表現することが大切であることについてお話頂き、後半はそのポイントを様々な実例を交えて分かりやすくご紹介頂いた。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
田中 有史 氏
コピーライター・クリエイティブディレクター
田中有史オフィス代表
同志社大学法学部法律学科卒業。広告代理店・制作会社を経て1992年よりフリーエージェントとなる。
神戸親和女子大学客員教授・元「広告論」非常勤講師/神戸市立外国語大学広報顧問/とっとり県中部発信プロジェクトクリエイティブディレクター/大阪コピーライターズ・クラブ顧問/宣伝会議「コピーライター養成講座」講師などを務める。広告賞の受賞、年鑑への掲載、セミナー講師歴多数。
ナレッジドナーインタビュー
- 「ストロングポイント」を設定する際に最も大事にされている点を教えてください。
-
まず一番には「まだ誰も世の中に対して言っていない」という点です。
「ストロングポイント」と聞くと「こんな特長はどこにでもある、ありふれているものだ」と自分を自分で判断してしまう方が多いのですが、それは勘違いです。
「ストロングポイント」を自覚していないというよりも「外からの目で自分たちを見ていない」ということだと思います。広告では、他者が言っていないことを言えば、それが「ストロングポイント」になります。
今日のテーマと同じで「ワタシはアナタと違う」というところを示せば良いわけです。 - ブランディングを手掛けられる上で難しい業界はありますか?
- ありません。一般的に学校や不動産業界は難しいと思います。それは、その業界の常識の枠内でやっているからだと思います。バイアスをブレイクしないところにオリジナリティはありません。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。