サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
あんなことにも、こんなことにも!3Dプリンター・スキャナー活用最前線

開催日: 2022年7月28日

○活動の主旨、目的○
コロナ禍にあってむしろ業績が伸びている日本3Dプリンター株式会社について、3Dプリンターだけでなく、3Dスキャナーや製造コンサルティング、研究開発業務など、クライアントの課題に対して多種多様な提案をしていることについてご紹介頂きました。
その後、3Dプリンター・スキャナーの仕組みについての説明や、部品の軽量化が容易なこと、在庫を抱えずに済むことなど、導入のメリットや今後の可能性について触れました。
諸外国に比べて、サプライチェーンが強固なドイツや日本は、3Dプリンターの導入が進みづらいという現状はあるが、3Dプリンターは、ものづくりに限らず、大学での研究などにも活用されており、今後は、プロトタイプの開発から生産まで幅広く活用することが期待されているとのこと。その一方で、製品の強度や精度などの課題も残っているということでした。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

北川 士博 氏
日本3Dプリンター株式会社 代表取締役

中国河北省出身。2011年来日、上智大学経済学部経済学科卒業。
大学在学中に日本3Dプリンター株式会社を創業し、売上年平均成長率70%を実現。
2022年アジア太平洋急成長企業129位、日本24位にランクイン。

ナレッジドナーインタビュー

  • 3Dプリンター市場が世界的規模で成長している中、なぜ日本で起業されたのでしょうか。
  • きっかけは非常に単純です。父が起業家だったこともあり、まだ何をやりたいのか分からない頃から漠然と起業したいと思っていました。中学時代から日本経営者の本が好きで、それが高じて高校生の時に日本に留学し、そのまま日本の大学に進学しました。大学で勉強しながら何らかの形で起業したいという思いを持ち続け、そこで3Dプリンターに出会ったのです。そして大学1年生の時に日本で会社を興し、現在に至っています。
  • 本社は東京ですが、ナレッジキャピタルに大阪事務所を開設された経緯をお聞かせください。
  • 全国にいる顧客の中で数としては関東が多いのですが、近年では関西が非常に増えてきています。これまで大阪の顧客にデモを見せる際には3Dプリンターの機器を東京から持って行かなければならず、持ち運びに困っていました。そこで、大阪にも事務所を置くことで、よりスムーズにお客さまへのサービスを展開できるのではないかと考えました。せっかくなら交通の便が良くおしゃれなところの方が若い人を採用しやすいと思い、色々と調べてナレッジキャピタルを見つけました。実際に見て希望とマッチしていましたので、こちらに大阪事務所を開設することに決めました。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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