サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- カメラ好き必見!老舗カメラ屋が伝えるカメラの魅力
開催日: 2022年10月20日
○活動の主旨、目的○
始めに自己紹介から始まり、会社概要についてご説明頂いた。
現在、スマホの普及でカメラの売り上げが減少しているというのが、一般のイメージだが、コンパクトデジカメ等、入門機の売り上げはスマホに置き換わったが、高級機種やフラッグシップモデルの売り上げは、フィルムカメラ時代の売り上げよりも2倍ほどのシェアがあり、各社の技術進化もめまぐるしいとの事。
1億2000万画素の解像度を持つカメラや、高速で動く飛行機や車、人間の瞳や鳥の目を感知するセンサーを搭載したカメラ等が続々と生まれており、カメラでの技術を応用し防犯カメラや車載カメラにも流用され、カメラ市場で磨かれた技術は多様な製品に活用されている。
また、中古市場も活況でカメラの価格も数倍に高騰し、日本のみならずアジアや欧米でも人気があり、量販店には出来ないアフターフォローや専門性がより重要になってくるのではないかと考えているとの事。
今後さらにカメラ専門店としてカメラの面白さとスマホにはない価値を発信していきたいと締めくくられた。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
田中 甲一 氏
株式会社ナニワ商会 商材部 経営統括責任者 執行役員
1977年大阪府生まれ。コンビニでのアルバイト経験から販売の楽しさに目覚め、1997年に株式会社ナニワ商会に入社。店舗販売スタッフとしてトップセールスとなり、店長も経て本部勤務に。仕入担当と兼任で当時新設したEC事業部の責任者となり、複数店舗への出店、自社サイトの構築なども経験。現在は、商品仕入、商材開発、マーケティング、広報、小売事業部の運営管理などを幅広く担当している。ガンダム好き。
ナレッジドナーインタビュー
- あまり知られていないカメラの面白い機能はありますか。
- 先程の講演でもご紹介した「フィルムシミュレーション」という機能は面白いと思います。撮影の意図に合わせて写真の色合いやコントラストを変えることができる機能で、フィルムカメラで撮影したような質感を出すことが可能です。デジタル以前の世代にとっては、昔懐かしいフィルムカメラの良さが再現できます。
- カメラの市場価値について教えていただけますか。
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プロ用のカメラには高価なものが多いですが、一般向けでも100万円を超えるカメラがあります。また、中古カメラの希少性の高いレンズの中には1000万円するものもあります。昔のレンズですので高画質の写真が撮れる訳ではないですが、希少性に価値を感じるコレクターの方が購入されています。
中古カメラの価値は変動します。今はフィルムカメラが特に人気で、もう新たに製造されないため中古カメラの価値は段々高くなってきています。
カメラは1台しか持てなくても、いつもと違う感じにこだわって撮りたいという場合にはレンズを付け替えて撮りますので、このような時に新しいレンズを買い、レンズを集めるようになります。こうしてレンズで自分らしさを表現しているのですね。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。