サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
女性に嬉しいグランピングでめざす地域活性 今の取り組みとこれから

開催日: 2023年1月26日

○活動の主旨、目的○
最初の自己紹介で出身地である下関市角島のことや株式会社レストレーション立ち上げの経緯をお話いただき、その後グランピング事業をはじめるまでと現在の取り組みについて伺った。
起業後について、地方から日本を盛り上げたいという思いで地域の人や行政を巻き込んだ事業や取り組みをしてきたが、”思い”だけではうまくいかないということに気づき、地方の価値を見出し都会よりも価値が高いものをビジネスにしなければならないと考え、施工や食材など徹底的に地元にこだわるグランピング事業にたどりついたとのこと。
最後に、競合が増えることを見越して好立地に3拠点オープンさせたものの他社との差別化や閑散期対策など課題も多いため、参加者のナレッジをぜひシェアしていただきたいと呼びかけ締めくくられた。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

森脇 暉 氏
株式会社レストレーション 代表取締役

山口県下関市出身。関西大学文学部卒業。グロービス経営大学院卒業。三井住友銀行で5年法人営業に従事したのち、「日本をワクワク。地方から世の中を面白く」をビジョンに掲げ、株式会社レストレーション を創業。広島県内にて『グランドーム瀬戸内しまなみ』『グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ』『グランエントランス広島三原』3つのグランピング施設を経営。

ナレッジドナーインタビュー

  • 銀行員から転身して起業し、地域活性化事業に取り組まれているモチベーションは何でしょうか。
  • やはり郷土愛ですね。会社を立ち上げると、自分の想像を超えるキツイことが起こるものです。しかし、そのような状況になった時には「なぜ自分は会社を作ったのか?」と原点に立ち返って自問自答し、「地元が好き」「地方を盛り上げたい」という思いがあって起業したのだから、きちんと最後までやり遂げなくてはならないと自分を奮い立たせます。「事を成さなければ死ねない」「中途半端で終わっていいのか?」との強い思いが、今まで続けて来られたモチベーションだと思います。
  • 地域活性は全国的・全世界的な課題とのことですが、ご自身とは全く縁がない地域に対しては、どのようなアプローチをお考えですか。
  • その土地に心から思いがある人が行動を起こすことが基本であり、大事だと思います。私は山口県下関市出身ですので、私の活動基盤は下関であるべきだと考えています。しかし、下関だけでなく日本全体を盛り上げていきたいという気持ちも持っていますので、地元への思いはあるけれど、なかなか一歩を踏み出せないという人たちとコラボレーションし、その土地ならではの価値を作り出して全国に広げていければと考えています。
    出身地から外に出た人がUターンして地元に戻って活動するというのは、それほど珍しいことではありません。私は敢えて地元ではない場所から活動を始め、結果を出して地元に帰りました。縁のない土地で、全力で取り組んで成功したものを地元に持ち帰れば、両方の地域にとってメリットがありますよね。このような相乗効果をモデル化して確立し、どんどんやっていきたいと思っています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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