サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
ディズニーが認めたXRの魔術師 -夢かうつつかヴァーチャルか-

開催日: 2023年4月27日

○活動の主旨、目的○
幼少期に東京ディズニーランドのホーンテッドマンションを体験したことがきっかけとなり、ホラーな世界観の絵を描くのが好きになった深澤氏。アートとサイエンスを融合させているレオナルドダヴィンチにも影響を受けプログラミングなどを学び、エンジニアやアート活動を経て”私たちが作る、記憶に残る体験を通して一人一人の日常の世界が魔法のような彩りにした世界に変化していけばいいな”という思いでティフォンを設立したとのこと。
ティフォンはXR領域全般、VR、AR、MR、メタバース、各領域でコンテンツを開発。これまでに開発したコンテンツを見せていただきながら完成までのプレセスなどを教えていただき、現在注力している XR、VR、AR、MR、メタバース全てを連携させた空間体験のプラットホームの開発についてもお話いただいた。
今後はインターフェースがスクリーンからスペースへ変化していくと考えられるため、 IPコラボだけでなく飲食やアパレルなど様々な業界とコラボレーションし、町全体を使った空間体験を作っていきたいと考えているとのこと。ティフォンの技術で世界中に空間体験を広げ、世界に魔法をかけていきたいと締めくくられた。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

深澤 研 氏
ティフォン株式会社 CEO

サン・マイクロシステムズにてエンジニアとして勤務後、画家・映像作家として国内外の映画祭での作品上映や、パリ市バルザック博物館での絵画個展などを行い、2011年 ティフォン株式会社を設立。企画・ディレクションを行なったアプリは5000万ダウンロード以上を記録。 メディア芸術祭審査委員推薦作品、グッドデザイン賞、Yahoo! Japan インターネットクリエイティブアワードブロンズ、エプソンカラーイメージングコンテスト エプソン賞など、多数受賞。2014年にはThe Walt Disney Companyが主催するテクノロジー主導型メディアやエンターテイメントを領域とするスタートアップ企業の育成プログラム「ディズニー・アクセラレーター」にアジアで初めて採択された。

ナレッジドナーインタビュー

  • 今まで手がけられた作品の中ではホラーコンテンツの人気が高いとのことでしたが、ホラーとXRの関係性をどのようにお考えですか。
  • ホラーの体験コンテンツを作ったのは、私自身が元々ホラー好きということもありますが、インパクトのある体験が作りやすいという点で、ホラーとXRは親和性が非常に高いですね。強烈な体験を提供しようとすると、ホラーが作りやすかったという面はあります。好きではありますが、ホラーにだけこだわっているという訳ではなく、様々な分野のコンテンツに取り組んでいます。
  • コラボレーションの際、オファーに対してご自身のアイデアをどのように結びつけていらっしゃいますか。
  • パターンは様々です。私は旅行が好きで、一人旅をしたり、100日間ヨーロッパを放浪したりということもありました。そうした旅先での体験や感動など、旅の中で得たものがアイデアのベースになることが多いですね。
    具体的な案件の場合には、実際にその場所に行って佇んだり、歩いたりしてみます。そして、この場でこのような展開になれば面白いのではないかと妄想します。現実の中に身を置くことでアイデアを思い付くのです。
    また、体験して良かったことや旅でやってみたかったことがあると、それらに結びつけて面白い展開になりそうなことを考えるというように、体験の蓄積の中からアイデアが出てくるということも多々あります。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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