サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 女性起業家シリーズ#1
子供のためにできる事 ~食・お金・生きる力を学ぶ場「YORI HOUSE」の取り組み~
開催日: 2023年9月21日
○活動の主旨、目的○
今回の木曜サロンでは、女性起業家シリーズと題し、LED関西ファイナリストの山崎氏に子供の教育をテーマにお話しいただきました。
大学卒業後、教師として学年主任や部会リーダーとして学校の運営に携わってきた山崎氏。
10年間の教師経験を経て香港へ移住し、現地での育児経験を通じて日本の教育環境を再び見直すきっかけに。 帰国後、教師ではできない教育の場を模索する中で、ママと子供の未来を作る場所「YORI HOUSE」を立ち上げました。一人ひとりの「やりたい」を育てる場として、子どもたちが主体となり、やりたいことを形にしていく場所を目指しています。 親子で参加できる味噌づくりワークショップや料理教室を開催し、食の大切さを実践的に学ぶ場や英語教育やお金の教育、IT教育も行っています。
今後は地域全体を教育の場とする「まちまるごとcampus『まちcam』」事業にも力を注ぎ、活動の場をどんどん広げているとのこと。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
山崎 頼子 氏
YORI house
1985年生まれ。大阪府出身。3人の子ども(7歳男子、5歳男子、3歳女子)の母上。
大学卒業後すぐに教師の世界へ。学年主任や各部会のリーダーに就任、学校の運営に携わる。
10年間の教師生活を経て、2018年香港へ移住。香港での育児、妊娠出産を経験したことで改めて知る日本。特に教育環境の違いに圧倒され、3年後に帰国。2021年YORI house~ママと子どもとみらいのばしょ~を設立。カフェの経営をしながら、ママや子どもたちのRealな声に傾聴。その中で再確認する教育課題の解決のため、2022年ママの特技を活かすイベント事業スタート。さらなるRealの実現に向け、2023年新教育事業「まちまるごとcampus『まちcam』〜あなたの街が学校に〜」に着手。
ナレッジドナーインタビュー
- 子どもたちのための活動を継続される原動力は何ですか?
- 子どもたちの人生を豊かにしたいという気持ちが原動力です。教師時代、私が子どもたちのためにしたかったことは、必ずしも周囲の人が評価してくれた訳ではありませんでした。迷いと葛藤の連続でしたが、香港へ移住し現地の教育を肌で感じたことで、私が日本の教育に対して抱いていた違和感が、よりリアルにわかるようになりました。日本が危ない!なんとかしないと!という焦りを感じ、帰国後、子どもたちが“生きる”を学んでいける場所を創る事を決心。子どもたちはもちろん、子どもたちに関わる人たちが心身ともに健康的で豊かであってほしいと願い、教員を辞めて活動することにしました。
- YORI houseの今後の展望をお聞かせください。
- 子どもたちが、当たり前のように自然なものを食べることができ、個性や才能のあふれる自分にしかない人生を歩める社会にしていきたいです。経験から学び、時には失敗しながら、人間らしく生きてほしいと願っています。“生きる”ための学びが身近にある“YORI house”を全国に広げていきたいです。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。