サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
女性起業家シリーズ#5
「個人の取扱説明書で働き方改革!〜発達障害や特性を開花させるメタ認知アプリ開発〜」

開催日: 2023年10月19日

○活動の主旨、目的○
今回の木曜サロンでは、「メタ認知」することで発達障害や個人の特性を開花させることを特徴としたアプリ「Marumark」を開発している株式会社COMARUの鈴木様にご登壇いただきました。
ご自身もお子様が発達障害、知的障害を抱えていたことが、起業とアプリ開発をするきっかけになったこと。
このアプリは、心の状態を可視化し共有することで、メンタルダウンを防いだり、使用者が「メタ認知」を深め自分の感情をコントロール出来るようになることで、企業と従業員の両方に利益をもたらす環境を創造することを目指しているとのこと。
現在、障害を持つ人を雇用する特例子会社の数は年々増えており、社会として受け入れていく体制が整っている今、双方の理解を促進する仕組みとして活用して欲しいと締めくくられました。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

鈴木 円香 氏
株式会社COMARU 代表取締役

1984年生まれ。徳島県出身4児の母。徳島大学を卒業後、奈良県の総合病院へ助産師として就職。その後保健師を経験し、2020年、助産院まる眼鏡ママ相談室を開設。母子支援や家族のケアの必要性を感じ、2021年、株式会社COMARUを設立。2022年に周産期特化型の訪問看護ステーションまるまるを開設。心の変化を可視化できたら自分自身も周りも今の状態に気づいてあげられるのでは?という想いから『Marumark』を開発。特性があってもなくても全ての人が生きやすい世界を目指す。

ナレッジドナーインタビュー

  • これまでにMARUMARKを実施した中で、地域や会社ごとでの特徴や傾向などはありますでしょうか。
  • 関東と関西で大きな違いがありました。関西では上手に人を頼ることができずに個人で頑張りすぎてしまう人が多い印象でしたが、関東ではそれをあまり感じませんでした。また、私たちも保守的な企業にまで入り込むことはどうしてもできないので、「生産性が上がるならやってみたい」と少しでも前向きに受け入れてくれる先から徐々に活動を広げて来ました。
  • MARUMARKを開発する上で苦労した点を教えてください。
  • 良いものを作るために良い協業パートナーを見つけることはとても重要ですが、実際はそれが最も難しいことでもありました。現在はオフショアでパートナーを組んでいます。たとえ違う国でもニーズや課題は同じことが多いので、その共通認識が持てる良いパートナーと出会えたと感じています。結果的に、生活と仕事のバランスを取ることや、自分が大事にしたいことを気づかされるきっかけにもなりました。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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