サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- スマホカメラでデータを集めながら活用するアプリ!?-まだまだ未知数のWeb3、Game-Fi体験とは-
開催日: 2024年1月18日
○活動の主旨、目的○
web3.0のマスアダプションの実現を目指し、秋元康氏とタッグを組んで開発された「SNPIT(スナップイット)」は、写真を撮って稼ぐことができるブロックチェーンゲームで、購入したNFTカメラで撮影するだけでなく、写真をバトルに出す、投票することでトークンを獲得することができる。また、NFTを購入しなくてもポイントが獲得できる仕組みになっており、ポイ活アプリとして無料でも楽しめるとのこと。
怪しい、難しそうと思われがちで、なかなか広まらないweb3.0。著名人とのコラボなどでアピールし、もっと一般に浸透させていきたいとお話された。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
大塚 敏之 氏
株式会社GALLUSYS 代表
2016年にBitcoinのホワイトペーパーを見てWeb3の世界に。
2017年に自宅でマイニング、株式会社カイカとのPOCなど経て、銀行、企業、自治体等でブロックチェーンの講演を多数実施。ブロックチェーンプロダクトのホワイトペーパー作成などWeb3の世界で活躍中。
ナレッジドナーインタビュー
- 写真を撮ることによってトークンを稼ぐというアイデアを思いついたきっかけをお聞かせください。
- 元々自社では非言語SNSの「ピクティア」というカメラアプリサービスを開発していました。2021年4月にリリースしているのですが、その翌年の1月に「STEPN」という、歩くだけでトークンを稼げるNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)アプリの存在を知りました。それをWeb3に馴染みのない私の友人や知人に勧めてみたところ、予想以上に興味を示して実際に利用してくれたのです。この経験から、「歩く」というほとんどの人が日常的に行なっている行動や身の回りに普遍的にあるモノをきっかけにすれば、Web3という敷居の高いものであっても入っていきやすいのだと気がつきました。丁度その時に自社ではカメラアプリをリリースしていましたし、今はスマホカメラを誰でも持っていていつでも写真を撮ることができます。それならば、カメラでマスアダプションを起こすことが可能なのではないかという発想から、アプリ「SNPIT」の開発に取り組み始めました。ブロックチェーンゲームは導入がとても難しく複雑なものになってしまうため、せめてプロダクトの内容だけは極めてシンプルで分かりやすいものにしたいということもあって、自社アプリでも使っていたカメラが最適ではないかと思いついたのです。
- 世界の市場にはブロックチェーンアプリが沢山ありますが、多くの企業が開発している中から信頼できるものを見抜くコツなどがあれば教えてください。
- 一番よく言われているポイントは、「どこが出資しているのか」といった部分を見ることです。例えば、誰でも知っているような大手のゲーム会社は失敗することはあっても持ち逃げするようなことはまずありません。アプリの出資に大手が絡んでいるということは、失敗することはあるかもしれないけど騙して逃げていくような行為はしないだろうといった信頼の一つの判断基準となるので、多くの人が注目しています。どれだけアプリのコンテンツの内容が面白そうで宣伝がうまいからといって、すぐには信用しないことです。まずはどういった企業が絡んでいるのかという点を注意して見てもらえると、大丈夫なのではないかなと思います。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。