サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 逆境からPR活用でV字回復!SNS時代のメディアPR戦略
開催日: 2024年11月28日
○活動の主旨、目的○
家業の倒産の危機の中、2016年1月プレスリリースをきっかけにねこずかん(イラスト入りのハンコ)がバズり、注文が殺到するようになり、その時に痛感したことが「差別化をする」「付加価値をつけること」「PRを活用して沢山の人に知ってもらう」の3つだった。
ハンコに限らず「成長している市場に土俵をずらす」ということを考えており、既成概念に囚われないという考え方がとくに停滞産業や斜陽産業においてはとても大事だとのこと。
これまでの常識を覆すべく、女性下着ブランド「HEAVEN Japan」においては、高校で下着の出張授業をしたり、実際のお客様に下着のモデルになっていただき写真をWEBサイトや広告等で使用し、HEAVEN Japanのコンセプトである「適正下着(一人一人にピッタリの下着を提案する)」を伝えるための表現として使っている。
プレスリリースをメディアに届ける方法は大きく分けて3つ「ワイヤーサービスの活用(多くのメディアに一斉に届ける)」「メディアアプローチ」「記者クラブに持ち込む」がある。「PRとは人の心を動かして、世の中を変える力を持っている。皆さんの商売をもう一度見直し、発信の役に立てて欲しい」と締めくくられた。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
岡山 耕二郎 氏
株式会社HEAVEN Japan メディアPR事業部 PRディレクター
PRTIMESプレスリリースエバンジェリスト
神戸大学卒業後、家業を継ぎたいという思いから、ハンコの町工場である株式会社岡田商会に入社。
斜陽産業ということもあり一時は倒産の危機に陥ったものの、一本のプレスリリースがきっかけとなり自社商品が大ヒット。オリジナル商品の企画とプレスリリース・SNSでのPRを通じて、V字回復を果たす。これまで500本以上のプレスリリースを執筆し、数多くのメディア掲載を獲得。
2021年より、女性下着ブランド「HEAVEN Japan」のPRグループ立ち上げに参画し、PRの内製化サポートに従事。大手にはできない数々の斬新な企画をメンバーと共に実施し、これまで数百を超えるメディア掲載を獲得している。
毎日放送、朝日新聞大阪本社など講演実績多数、Twitter Japan 株式会社にてパネラー出演実績あり。
ナレッジドナーインタビュー
- 自社の情報を発信するSNSプラットフォームとしてXを活用している理由についてお聞かせください。
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情報の拡散の観点からみると、最も拡散力の高いSNSはX(旧Twitter)だと思っており、自社の情報を発信するプラットフォームとして活用しています。
プレスリリースにおいても、メディアの方が興味を持ってくださると、オリジナルの記事にして取り上げてくださいます。その記事が各メディアの公式Xを通じてシェアされることで、情報が更に拡散されていくという流れを意識しています。
これまでに何度か我々のプレスリリースが大きく話題になったことがありますが、すべてXでの拡散がきっかけでした。 - 今後の展望についてお聞かせください。
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私の家業の主軸はハンコの販売ですが、現在は少しずつ新しい商品分野へと事業を広げており、人気のキャラクターを活用したドッグタグやシーリングスタンプ、名入れグラスといった商品にも力を入れています。
最近では、『呪術廻戦』のキャラクターデザインを施したグラスを製作しました。
今後は名入れグッズを中心に事業を拡大し、話題のアニメ作品や昔から人気のキャラクターとのコラボレーション商品に力を入れて展開していく予定です。
アニメやキャラクターは日本が誇る文化的な強みですので、それを活かした商品を更に強化していきたいと考えています。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。