サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
日本の酒造りがユネスコ無形文化遺産へ!ブランディングの力で新規顧客獲得戦略

開催日: 2024年12月5日

○活動の主旨、目的○
日本酒の売り上げが13年連続右肩上がりだったのが前年比を割ってしまい業界に衝撃が走ったが、割ってしまった理由のひとつがアメリカで生産されているお酒が日本のお酒の出荷量を上回ってしまったこと。
アメリカで日本酒を作るという技術、機会が増えていき、アメリカで作られたクラフト酒がブームになっているという。
山本氏は、ファン作りに力を入れており、楽しむシーンを作ることでファンの人も増えていくと考える。商品を生むのではなく、商品を媒介して楽しむシーンを作っていくということをSAKE47でもしていきたいとのこと。
ミシュランのお店の話では、酒コンペで優勝したお酒を持ってくるためどのミシュランへ行っても同じようなお酒しか置いていないことに疑問を感じ、酒コンペに出品していなくても日本全国の美味しいお酒を案内していく機会がたくさんでき、またミシュランのシェフに監修してもらったお酒を世に出していくような働きをするなど様々なお話をしていただいた。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

山本 兼嗣 氏
KANBEE INTEL株式会社 代表取締役社長

顧客をファン化させるエンゲージメント(絆)マーケティングに特化したブランディングプロデュース企業 KANBEE INTEL株式会社代表。
高知の日本酒酔鯨酒造、沖縄泡盛の比嘉酒造をはじめ、マーケティング戦略、イベントプロデュース、各種グラフィック・web・インテリアデザインや動画コンテンツなど、クリエイティブな表現管理を創造し、企業のブランド構築をワンストップで行うアートディレクター。2024年から日本産酒類を国内外にPRをし、販路の拡大をはかるプロジェクト【SAKE47】の代表として発動開始。

ナレッジドナーインタビュー

  • 日本産酒類のブランディングに携わるようになるまでの経緯をお聞かせください。
  • 私は長年、日本の食品に関係する商品のデザインやマーケティング事業に携わってきました。
    初めはお茶からスタートして、次に和菓子、日本酒や焼酎、泡盛、国産ウィスキーなどの日本産酒類を手がけるようになりました。
    そして現在、日本産酒類の魅力を国内外へ広く情報発信して販路を拡大すべく、プロジェクト【SAKE47】の代表として活動するようになったという経緯です。
  • 日本の「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録が決定したことについて、どのように感じられますか。
  • 2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことが大きなきっかけとなり、和食は世界に認識されました。世界中で和食が食されるようになって、「和食の国日本に行きたい!」という海外旅行客が増え、観光目的で再訪したい国ランキングでは日本が世界1位となりました。
    そして今回、日本の「伝統的酒造り」の登録が決定したことにより、日本産酒類もこれから世界に広く認識されていくと思います。我々は引き続き、お酒に関するイベントの開催や、インバウンド・アウトバウンドの双方を意識したブランディングをしていくことで、販売促進のお手伝いをしていきたいです。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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