サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
エンターテインメント×ツーリズム -観光地が演劇舞台に?「エンタビ(R)」の取り組み-

開催日: 2025年3月13日

○活動の主旨、目的○
観光地を番組や写真で見ると盛り上がっているように見えるが、現地に行くと人が足らない、お客さんが来ても仲居さんがいない、お土産業者が高齢化で廃業してしまう、レストランで給仕してくれるバイトがいないなどの問題がある。イベントも一過性でコンスタントに集客が見込めず、現地で働く人たちは繁忙期だけの雇い方になって離れざるを得なくなる。そこで、ストーリーブランディング「物語で演出する」という手法で現地で働く人たちが連続的に稼げることができないかと考えた。今、観光に求められているのは「体験」であり、映える、エモい等の驚き、感動できるようなクオリティの高い体験をお客様が求めていると旅行業としても感じているという。
「物語」とは「人生」であり、一過性の使い捨てコンテンツではなく、その土地にずっと残っていけるような環境作りに協力してほしいというお話で締めくくられた。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

山本 知史 氏
プレイング株式会社

長野県出身。演出家。1999年劇団プレイングを立ち上げ、20周年記念公演では一公演で1300人を動員。
観光施設や企業の周年事業、懇親会・パーティに実績を積みつつ成長し、各地でイベント開催が決定している。
他にはない独創的な発想と表現力で、日本をテーマパークのようなドラマチックな観光大国にするため、劇団員と共にエンタビ創造に邁進する。
大阪産業局主催の各種ビジコン多数受賞。LED関西第10回ファイナリスト・サポート賞受賞。

ナレッジドナーインタビュー

  • エンタビ(R)の活動を通じて、深く印象に残っていることがあればお聞かせください。
  • エンタビをやっていて特に印象に残っているのは、地元の演者さんが役を演じてとても輝いている姿です。私たちはあくまで物語を作り演技の見本を見せて教える立場ですが、地元の演者さんが実際に演じてみて、「役を通じてお客さんに喜んでもらえたことが嬉しくて楽しい」と、笑顔で喜んでいる姿を見ると、こちらまでとても嬉しくなります。
    地元の皆さんに役を演じていただくことで、自身の故郷が舞台になるのだと感じていただき、演者としてお客さんに喜ばれる嬉しさを体験していただけていることを、とても喜ばしく思っています。
  • 2025年の具体的な目標や抱負などはございますか?
  • 昨年までは大きな規模になる演劇の依頼が多く、1年間で手掛けられる舞台数は6本が限界でした。2025年はコンテンツをさらにミニマム化して、単発のイベントを沢山打ち出したいと思っています。具体的にはエンタビを年間20本、なおかつ1本1本のクオリティがもの凄く高いコンテンツとして打ち出すことを目標にしようと考えています。
    「これぞエンタビ!」と皆様に思ってもらえるような、感動的な体験をご提供できるように引き続き頑張っていきたいです。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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