サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- オペラは昼ドラ!?歌曲は300年前の流行歌!?生歌を聞きながら学ぶ、クラシック音楽のはなし
開催日: 2025年5月8日


○活動の主旨、目的○
高尚で敷居が高いというイメージのあるクラシック音楽。しかし、オペラはドロドロとした恋愛のおはなしが、歌曲は当時の流行歌で恋の歌が多いため、曲の裏側を知るとクラシック音楽は面白くなるとのこと。作曲された国によっても表現方法が違うとのことで、今回はドイツ、イタリア、フランスの"こっぴどくフラれる"悲恋歌3曲を取り上げ、それぞれの曲の流れや歌詞を解説いただいた。解説の後には全曲歌唱いただき、実際に3曲の表現の違いを体感することができた。
<今回解説いただいた曲>
・「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき」 作曲:モーツァルト (ドイツ)
・「君なんかもう」 作曲:トスティ (イタリア)
・「愛の喜びは」 作曲:マルティーニ (フランス)
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
田中 敦子 氏
MUSICASA O'musubi 代表

大阪音楽大学在学中より歌手・MCとして活躍。その後、東京二期会オペラ研修所で研鑽を積む。
現在は東京、関西の各種コンサートでソリストとして活動する傍ら、コンサートの企画・構成など、さまざまな舞台作りにも意欲的に取組んでいる。
2019年からは西宮市郊外に音楽サロンを設立し、コロナ禍にクラシック音楽のライブ配信にも力を入れる。
2022年からはコンサートマルシェを開催し、クラシック音楽と共にキッチンカーで食事を楽しんだり、エステやハンドマッサージ、占いに至るまで多分野の体験ができるイベントを毎年開催している。
ナレッジドナーインタビュー

- クラシックを気軽に楽しんでもらうための活動の中で、心掛けていることなどはありますか?
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私自身、普段から常にクラシックを聴いているようなタイプでありません。そのため、「自分が楽しいなと思うことはどんなことなのか」という考えをベースに、イベントの企画をしています。
そして実際にお客様の声を聞きながら、どんどん改善していって次の企画に活かすという姿勢を大切に活動しています。 - 初めてクラシックを聴く人向けのおすすめの楽曲や、楽しみ方はありますか?
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初めて聴くのであれば、やはり有名な作曲家であるモーツァルトの楽曲が聴きやすいかなと思います。オペラに関しても、モーツァルトの作品はドタバタ喜劇のような楽しいものが比較的多く、さらに18世紀後半の古典派時代の楽曲のため、華やかな舞台が数多くあります。オペラを鑑賞してみたいな、という方にはとてもおすすめです。
他にも、テレビ番組やCMでふいに流れてきて気になったクラシックの楽曲を調べてみる、という楽しみ方もあります。調べてみると、自分の好きな曲の作曲家が実は一緒だったり、意外な共通点があることに気が付いたりしますよ。
ぜひ、身近にある色々なきっかけから、自分の好きな作曲家やクラシックのジャンルを探してみてください。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。