サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
リージョナルエアラインで地域創生 -IT畑から航空会社を作るまで-

開催日: 2025年7月17日

○活動の主旨、目的○
「日本のローカルが、もっと生きる路を」というビジョンを掲げ、来年春に関空から富山と米子の2路線での就航を予定しているJCAS Airways。民間資本による意思決定が柔軟・迅速であること、地域に特化した独自の路線を選定すること、就航路線の需要に合った最新鋭の小型旅客機の使用することで大手航空会社が参入しづらいことから優位性があるため、将来的には15路線の展開を目指している。
また、JCASはただの地域航空ではなく、地域創生を就航地で共創することを目指しているため、地域創生を事業化しインバウンドを含む人流の創出、地域経済の活性化にも取り組んでいるとのこと。地域創生には特に、直接的に人流を産み出す一次交通と、旅の目的地となり得る地域コンテンツ・宿泊が必要となるため、これまでに培った経験を活かし、取り組んでいきたいとお話された。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

梅本 祐紀 氏
株式会社ジェイキャスエアウェイズ 共同代表取締役

新卒で富士通テン(現:デンソーテン)に入社し海外営業に従事。その後GREEなどIT企業に勤務した後、and factoryにてマザーズ上場、東証一部への市場変更を果たす。
23年9月よりリージョナルエアライン『JCAS Airways』共同代表として参画。26年春に関空⇔富山・米子就航を目指す。これまでのスタートアップにおける経営・事業開発・IPOの経験を活かし、今後の日本の地域創生に必要な人流創出をエアラインによって巻き起こし、並行して就航先の地域創生を立ち上げるべく日夜奔走している。

ナレッジドナーインタビュー

  • 地域の魅力をどのように発信していく予定でしょうか。
  • 地域の魅力は地域の方がすでに持っているものがあるので、それを我々が外から見た目線で魅力をどう発信していくべきか、ということを一緒にアレンジしていきたいと思っています。
    弊社はDMO(観光地域づくり法人)や行政などの発信力がある機関と連携が取れているので、自然や食などの観光資源に恵まれた地域の魅力を日本全国や世界へ届けられるように、メディアを活用して発信していきたいと考えています。
  • 地域航空としての役割をどのようにお考えでしょうか。
  • 弊社は交通インフラ企業として、移動しやすい地域とそうでない地域の格差をできるだけ埋めていく、という社会的な役割を担っていると思っています。
    富山と米子に弊社が就航することは、国内外の方々がインバウンド・アウトバウンドで訪れやすくなるという効果だけでなく、その地域に住む方や、地元を離れている富山、米子出身の方が往来しやすくなるという役割もあります。
    様々な理由で地元を離れ、中々帰省できないというような方々が、我々が交通インフラを整えることによって地元との繋がりをずっと保っていけるような、そんな役割も担っていたらいいなと思っています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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