サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
画像認識AIのすすめ -ゲームからクルマ、そして社会へ-

開催日: 2025年11月27日

○活動の主旨、目的○
渡部氏が認識への興味のきっかけとなったのは、生字幕送出(聴覚障がい者向けに、放送局の番組で字幕の付与が一部開始)とコンテンツアーカイブシステム(放送局のコンテンツの再利用のためにコンテンツをデジタル化し、テープメディア(LOT)にアーカイブするシステム)の企画・開発だったとのこと。
画像認識の実用例として、車載向けDMS(ドライバー・モニタリング・システムの略で車内のカメラで運転手の状態を監視し、危険状態を監視するためのシステム)や駐車場向け車番認識がある。
車が自動運転になればDMSが不要になるのではと思うが、中国で自動運転の機能を理解しないまま乗り、事故を起こす事例が発生したり等、厳密には無くならず進化し続けていくのではと思うとお話された。
また、ナンバープレート認識は、商業施設等の駐車場でナンバーで精算する機会が増えたかと思うが、実は昔から使われていて日の目を見なかっただけで、日本のナンバーは漢字と平仮名、異なるフォントが使われているため認識が難しい。最後に画像生成AIについて、理解した上で使い、作成したコンテンツのファクトチェック(人間による最終確認)や品質保証の体制の重要性が再確認されたとお話された。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

渡部 泰誠 氏
PUX株式会社 取締役

パナソニック(旧松下電器産業)に入社し、デジタル放送システムの開発に従事。
その後、社内ベンチャー制度で設立した画像認識ソフトの企画・開発・販売の会社(現所属:PUX株式会社)に転籍、各種画像認識プロジェクトのPMを担当後、現職(取締役)で経営全般を担当。

ナレッジドナーインタビュー

  • 今後、私たちが画像認識AIを利用する上で心得ておくべきことや気をつけるべきことを教えてください。
  • 生成AIが正しいか間違っているのか、最終的に判断をするのは人間です。本日の講演でファクトチェックについても話をしましたが、情報を発信する側もそれが正しいのか判断しなければなりませんし、受け取る側もその情報が信用に足るものなのかどうかを判断しながら生きていかなければならないのではないかと思います。
  • 画像認識AIの未来に望むことを教えてください。
  • まず、今後は個性を出せるAIが求められていくと考えています。
    講演でピクサーの絵について取り上げましたが、キャラクターはピクサーの原則に則ってデザインされてしまうためデザイナーの個性が徐々に消えるじゃないですか。デザイナーにはデザイナー自身の個性や良いところがあると思うので、AIなのに人間らしいような、そんな個性をAIで表現できる世界になっていったら良いなと思っています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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