サロンイベントレポート

木曜サロンレポート

テーマ:
ゲーム業界で目の当たりにしたケタ外れの才能について

開催日: 2026年3月19日

○活動の主旨、目的○
日本のデジタルゲーム黎明期、株式会社サンビ(現・カプコン)で出会った桁外れの才能を持つ天才たち。彼らには、「空気を読まない」「旗印はシンプル」「偏見がない」「自分を幸せにする」という共通する特徴があり、自分という個性を1ミリも削らずに社会に適合させ、その個性を世の中に突きつけた人たちであるという。
こうした人々から学べるのは、効率的な仕事術ではなく、何が自分を幸せにするのかを愚直に突き詰め、それを信じ切る勇気であるとのこと。
また、巨大な組織を動かすには複雑な戦略よりもシンプルな旗印が有効であり、既成概念に囚われない思考の柔軟さが新しい遊びを生む源泉になる。さらに、高い視座を持ち、自分の持つ知識や能力を出し惜しみせずに周囲に共有する姿勢が、組織全体のクオリティを世界トップレベルに引き上げる文化を定着させたのだとお話された。

ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール

倉本 幸代 氏
dolips合同会社 代表

1983年、株式会社サンビ(現・カプコン)入社。 初の女性管理職として、第三開発室(後の第一開発室)を束ねた。 退社後はフリーランスとして大阪→東京で活動。 2019年春にUターンして、大阪でナンバー2の片岡(木嶋)美紀氏とともに「dolips LLC」を立ち上げた。

ナレッジドナーインタビュー

  • サンビ(現・カプコン)勤務時代、一番大変だったことをお聞かせください。
  • 社員が本当に個性的な人たちばかりで大変でした。
    会社での伝達事項ってありますよね?例えば、「ゴミは何時までに出す、分別はこうだ」とか、「掃除の担当は誰だ」とか、そういったことを全く守ってくれないのです。ですので、よく開発室の真ん中に立っては、「お前らヒトの話を聞け!」と怒っていました。
    全員をまとめるということを諦めるしかなかった状態で、消防訓練があれば全員の首根っこを掴んで全員集めて強制的に参加させるような勢いでやっていました。あの職場で勤務するまでは、"自分はかなり変わり者だ"と思っていたのですが、比べものにならないほどの曲者揃いでしたね。
  • 現在の活動について改めてお聞かせください。
  • 現在行っている活動は、主に結婚や出産などのライフスタイルの変化を機に現役を退かざるをえなかったゲームクリエイターに対しての支援です。さまざまな都合で会社に出社できなくなってしまったり、週5日のフル勤務が難しくなった人たちをピックアップして、フリーランスとしてお仕事をやってもらっています。
    どこの業界もそうですが、特にゲーム業界は能力が問われる世界なので、経験のある人が働きたくても働けないという状況はもったいないと感じていて、そういう方たちをもれなくすくい上げていきたいと考えています。
    そのほかにも、MAYUPY(まゆぴー)というアーティストの活動支援を行っています。彼女は会社の同僚の娘さんなのですが、生まれつきハンディを持っている彼女が1人立ちできるようにと活動の支援を行っています。彼女はアートの才能があるので、支援を行うことでその才能が世の中に広まっていったら良いなと思っています。

※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。

木曜サロンとは

幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。

ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

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