サロンイベントレポート
木曜サロンレポート
- テーマ:
- 次の10年、選ばれる会社になるために ― “エシカル”を知る
開催日: 2026年6月4日
○活動の主旨、目的○
今回は、一般社団法人ETHICAL EXPO JAPAN代表の塗野直透氏と、エシカルエキスポ総合ディレクターの太田智也氏を講師に迎え「次の10年、選ばれる会社になるために ― “エシカル”を知る」をテーマに講演いただいた。
講演では、「エシカル」を単なる社会貢献活動ではなく、企業価値の向上や持続的な成長につながる経営戦略として捉える重要性について解説いただいた。近年は消費者や若い世代を中心に、企業の社会課題への姿勢や価値観を重視する傾向が高まっており、こうした変化に対応することが企業の競争力にもつながるという。
また、日本最大級のエシカル展示会「ETHICAL EXPO」の取り組みや、大手企業・中小企業・自治体との共創事例を通じて、社会課題の解決と事業成長を両立する具体的な実践例が紹介された。さらに、今年6月にナレッジキャピタルにて開催される「ETHICAL EXPO 2026」についても紹介があり、多様な企業や団体、学生が集い、新たな共創を生み出す場として期待が寄せられている。
エシカルな視点は特定の業界や企業規模に限られるものではなく、あらゆる事業活動に活かせる考え方であることが示され、参加者にとって自社の価値創造や新たな事業機会について考える契機となる講演となった。
ナレッジドナー(知の提供者)プロフィール
塗野 直透 氏
株式会社Lentree 代表取締役/一般社団法人 ETHICAL EXPO JAPAN 代表
2000年生まれ。母子家庭・施設育ちの経験から、社会的弱者を救うことを使命と定め、学生起業を決意。大手菓子メーカー代理店・人材会社を経て、カンボジアでのフェアトレード商品開発をきっかけにエシカル消費の普及へ。株式会社Lentreeを設立後、一般社団法人ETHICAL EXPO JAPANを立ち上げ、日本最大級のエシカル展示会を主催する。
太田 智也 氏
株式会社THE PASSION 代表取締役/エシカルエキスポ 総合ディレクター
2001年生まれ。大阪府出身。2023年のエシカルエキスポ初開催から運営を統括し、翌年より総合ディレクターに就任。「#ツナガルエシカル」をコンセプトに、来場者体験の設計から当日運営まで手がける。株式会社THE PASSIONでは若者向けイベントの企画や舞台演出など、幅広いプロデュース業を展開している。
ナレッジドナーインタビュー
- 10年後、社会の中でエシカルがどのような存在になることを望みますか?
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塗野氏:弊社はミッションとして、「エシカルがカッコいい世界を創り、エシカルがカッコよくない世界を創る」と掲げています。まずは、「配慮範囲が広い人はカッコいい」という文化を作った上で、最終的にはエシカルであることが当たり前になることを目指しています。
10年では難しいかもしれませんが、20年、30年と時間をかけて、そのような文化を作っていきたいです。最近は、ソーシャルインパクトのある起業家やスタートアップが世界的に増えており、とても良い傾向だと思っています。 - 今後の展望をお聞かせください。
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塗野氏:一番大切なのは、続けることだと思っています。これまでエシカルエキスポに学生団体側として参加してくれていた学生たちが社会に出て、今度は企業側として戻ってきてくれたら嬉しいです。そのためにも、エシカルエキスポを続けていかなければいけないと思っています。
また、弊社は現在、大阪と東京の二拠点で展開していますが、いずれは福岡や名古屋などにもエリアを広げていきたいと考えています。
太田氏:現在は、どちらかというとエシカルに興味がある人や、すでに取り組んでいる人々が、エシカルエキスポのメインターゲットになっています。今後は、エシカルにまだ関心のない人や、認知していない人々にとっても、エシカルを知る場となるように、ターゲットを広げていきたいと考えています。
そうした、「知ってもらうことからアクションに繋げていく」という設計に力を入れていきたいです。
※木曜サロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
木曜サロンとは
幅広い「知」に出会える、気付けるちょっと知的な夜、展開中。
ナレッジサロン会員様を対象に、毎週木曜日の夜に開催。幅広い業種業界から「ナレッジドナー(知の提供者)」としてゲストスピーカーを招き、専門知識や経験、取り組んでいるプロジェクトや生活の知恵まで幅広い「知」を提供。参加者同士の交流や会話を尊重し、自由で気楽な会話を中心としたカジュアルなサロンです。

