サロンイベントレポート
よりみちサロンレポート
- 第216回テーマ:
- 「『支援』って何?の会」
開催日: 2019年3月25日 19:00 ~ 参加者: 9名
皆さまは「支援」と聞いて何を思い浮かべますか?高齢者の介護?災害支援?それとも起業家や投資家?「支援」は多岐にわたる場面で登場しますが、そこで意味するものとは?
「サロンには支援に関わっている方はいらっしゃるだろうか。お話してみたい」という言語聴覚士の会員様との会話をきっかけに始まった今回の企画。分野に拘らず「支援」に興味をお持ちの方々に広く呼びかけました。福祉や教育、ビジネスなど、様々な分野で支援に関わる方々にお集まりいただき、支援の意味について考えてみました。
ビジネスとしての支援は、支援者と被支援者の役割が明確で、必ず終わりがあります。一方、災害復旧や福祉などの場では、引き際の見極めが難しいと言われます。ずっと支援が続くのは不健全だが、立場の弱い人ほど取り残されてしまいがちではないかと。簡単に結論が出せる問題ではなく、議論が続きました。
また、支援者が注意すべき課題も挙がりました。頼りにされる嬉しさから共依存になったり、自己満足の一方的な支援にならないように気を付ける必要があるというご意見がありました。「持つ者が持たざる者をサポートするという支援には暴力性が伴う」という説もあり、支援の難しさが伺えます。
「支援と援助は違うのでは?」という投げかけから、さらに議論が深まっていきました。「困っている人を助けたいと思うのはとてもシンプルなこと」という言葉には全員が納得でした。終了後もあちこちで議論が続くほどの白熱した会となりました。
※よりみちサロンレポートはナレッジサロン会員さまを対象としたイベントのレポートです。
よりみちサロンとは
さまざまな人と出会い、繋がる、交流の場
コミュニケーターが主催する「よりみちサロン」は、多彩なテーマのもと、興味をお持ちの会員の方々にお集まりいただくカジュアルな会です。
ビジネスや趣味、興味など、幅広い話題を楽しみながら、交流を深めていただきます。さまざまなリレーションシップからの繋がりをコミュニケーターがサポートします。