中学生の“感性”を刺激し、1分の映像作品を生み出す。 うめきたフィルム学校 | ナレッジタイムズ|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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中学生の“感性”を刺激し、1分の映像作品を生み出す。 うめきたフィルム学校 2019.10.24

2019年8月19日・20日に、ナレッジシアターで夏休みの特別プログラム「うめきたフィルム学校」を開講しました。「The OSAKA 48 Hour Film Project」の協力を得て3年前に始まった映像制作の講座で、ストーリーを考えるところから、撮影、編集まで、一日で作り上げていきます。今年も、中学生と映像制作のプロのみなさんが一緒になって、1分間の映像制作に取り組みました。

2日間で、大阪や神戸など67校の中学校から100名近くの中学生が集まった

受付を終えた中学生たち。事前に班分けされた6人と、映像制作のプロである講師の先生2人が同じテーブルにつきます。昨年も参加された生徒も多く、1/3ほどは二度目の参加者です。

始めは自己紹介も少し緊張した様子
メンバーが少しずつ集まる中、まずは自己紹介でお互いの学校や名前を聞いていきます。少しずつ打ち解けて笑い声も増え、明るい雰囲気に包まれながら、いよいよフィルム学校がスタートします。

ナレッジキャピタル総合プロデューサーの野村「学校や塾では学ぶことができないことを持ち帰って欲しい。もともとそなわっているみなさんの想像力や創造力を磨いてもえれば」

プログラムの講師は「The OSAKA 48 Hour Film Project」にたずさわる映像のプロたち。「The OSAKA 48 Hour Film Project」は、48時間で一本の映画を制作し競うフィルムコンペティションで、受賞作品はアカデミー賞やカンヌ国際映画祭に出品されます。監督やカメラマン、実力派のみなさんが講師をつとめます。

The OSAKA 48 Hour Film Project シティプロデューサー 森さん
「The OSAKA 48 Hour Film Project」のシティプロデューサーの森さんから、今回のプログラムなどが発表されます。今年のテーマは「私だけの楽しみ」。それぞれのアイデアを持ち寄ることで班ごとの個性を楽しめればと、このテーマに決まりました。

「意見を出し合ってアイデアを混ぜ合わせたり、フォーカスをあてたりしながら、ストーリーを考えます。制作時間は全部で3時間。その中で撮影、編集までを終えますので、みなさん力を合わせてがんばってください」と、森さんが会場を鼓舞します。

まずはストーリーを決めていきます。「私だけの楽しみ」をテーマに持ち寄った話題や、小道具をそれぞれ披露していきます。

テーブルは各自が持参した色んな小道具が集まってにぎやか

絵コンテをいきなり起こしたり、やりたいことを話し合ったり、撮影場所探しに出かけたり、班によって取り組み方はさまざま

班によっては1時間以上ディスカッションを重ねたところも
ストーリーが決まった班から、ナレッジキャピタルを舞台に撮影をはじめます。ビデオカメラや照明、撮影時に使うカチンコなど、本格的な機材の説明も行われます。

はじめてビデオカメラに触れるという中学生も。ズームやパーン、聞き慣れない言葉にドキドキしながら撮影に挑戦

レフ板を使うと顔の表情が明るくうつすことができる。「テレビで見たことある!」と歓声が
1時間半ほどたつと、どの班も撮影がはじまりました。監督、カメラマン、音声そして出演者、それぞれ役割を決めて挑戦します。

走る少年を必死に追いかけるカメラマン。一体どんな映像になるのか

「監督、カメラマンにどう撮りたいか伝えて!」と講師たちもアドバイス。それぞれの役割を体感しながら制作が進む

演者にまわったり、スタッフにまわったり。みんな何役も体験していく
ナレッジシアターのあちこちから笑い声や歓声があがり、制作が進んでいきます。歌声が聞こえてきたり、ダンスを踊る女の子も。

2時間たったところで、撮影が終了。残り1時間で講師のみなさんが、編集していきます。3年目となるフィルム学校ですが、こうして編集作業に中学生が立ちあうのは初めての取り組み。

編集作業に見入る生徒たち。自分の意見を伝えると、プロが即座にそれをかたちにしていく
「どうやって映像が組み立てられていくのか。生徒のみなさんが手を動かすには時間がないのですが、こうして講師たちのプロの編集作業を見てもらうと、また違うものが生まれるのではと今年からはじめました」と森さん。

カットの間合いや、音楽のタイミングなど、みんなの意見を取り入れながら編集作業は進み、怒涛の3時間を経て、ようやく制作が終了。

3年前から講師として携わっている西岡さんは、うめきたフィルム学校の意義をこう話してくれました。

西岡さんのチームは漫画に入り込んでしまう夢の物語。3時間で制作したとは思えないクオリティに仕上がっていた
「映像の完成度を求めるのではなく、映像制作で重要な“発想”の部分をしっかり考えることを大切にしています。映像は、想像力があって、工夫すればなんでもできるっていうのを知ってほしいんです。今回も誰かが『本に入るのは無理だよねっ』って言ったんですよ。でもそんなのは後で考えればいいと。アイデアを考えろと。実現は無理かもしれない、それぐらいアイデアを膨らませて作れば、イマジネーションはいくらだって広がっていきますから」。


みんなの映像発表を前に、大学生ながら若き監督として活躍する松本花奈さんがゲストトークに登壇。

「私も中学生の頃から映像制作に興味をもって、高校生で『真夏の夢』という作品で監督デビューをはたしました。その頃から“魅力的な登場人物を生み出す”ということを深く考えるようにしています。でもみなさん、どうやって登場人物を考えればいいと思いますか?たとえば名探偵コナン。これは“少年×探偵”です。あとは“猫×ロボット”これはドラえもん。こうした“掛け算”から魅力的な登場人物が生まれると私は考えています。みんなでちょっとアイデアを出してみましょう!」

参加者たちからフレッシュなアイデアが続々!
「幼稚園の先生×不良」や「侍と赤ちゃん」など、異なるものを掛け合わせて新しいキャラクターが生まれることを体感
松本さんのお話の後は、いよいよ作品発表。各班の監督から、タイトルと見どころが発表され、1分間の映像がうつしだされました。

青チームの作品「ひっとまん」。ペッドボトルキャップで打ち合う様子は、まるで西部劇のような演出
他のグループの作品はここではじめてみることになる。静かに他のチームの作品に見入る生徒たち
「つながる」をテーマにみんなの好きなものを組み合わせた赤チーム

自分が出演するシーンは思わずはにかむ生徒たちも
およそ1時間に渡る試写で、フィルム学校は終了。「3時間って長いと思ってたけど、もうこんな時間!?ってすごくびっくりしました」と参加者。


バラバラの学校から集まったにも関わらず「前から友達だったみたいに仲良くなれました!」と記念撮影をするチームも。

一日を見守ってきた保護者の一人は「子どもが映画に興味があったわけではないのですが、何かひとつのきっかけになればと思って申し込みしました。学校生活では学べないことを経験してもらえたと思います」とお話くださいました。制作に集中している姿など、意外な一面を見られたとのこと。

ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。

最後にチーフプロデューサーの森さんは「映像制作ってチームワークじゃないとできない。でも今回は、初対面の人ばっかりで。世代も顔も知らない人で一つ制作物をつくるってことはハプニングだらけでおもしろい。つくって、結果出して、評価しあって。一日のストーリーがあるので、“毎年おもしろい”ってきてくれる子たちがいるんだとおもいます。来年は全体を見る立場ではなく講師として班に交わりたいくらいです!」と、次年度への意気込みを語ってくれました。

ナレッジキャピタルは、これからも学校や塾、習い事とは違う切り口で、新しい学びの機会を提供していきます。未就学児〜中学生が親子で参加できるナレッジキャピタルワークショップフェスや、中学生から大人までの幅広い層を対象としたナレッジイノベーションアワードなど、みなさんが参加できるプログラムを展開していますので、ぜひ目を向けてみてください。

ナレッジキャピタルが提案する新しい学びの場

ナレッジキャピタルワークショップフェス:https://kc-i.jp/activity/workshop-fes/
ナレッジイノベーションアワード:https://kc-i.jp/activity/award/innovation/2019/

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