ナレッジキャピタルは国際社会との連携を通じ、知見の共有や共創の場の創出を目指している。さまざまな国から来訪した人の様子や、連携によって期待される動きをご紹介!
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海外からの団体が続々来訪!
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〈台湾〉Taiwan Association for Virtual and Augmented Reality(TAVAR) 理事長
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〈カナダ〉モントリオール理工科大学 学生〈タイ〉タマサート大学デザインスクール 学生〈インドネシア〉SMX School of Makers 高校生〈フランス〉ヴァルドワーズ県議会
ヴァルドワーズ県経済振興委員会(CEEVO)ほか -
〈アメリカ〉米国ワシントン州政府商務省 WA State Tech Mission to Japan 2023アメリカ合衆国米国ワシントン州政府商務省 WA State Tech Mission to Japan 2023
ワシントン州政府商務省とのつながりで、同ICT事業開発のマネージャーと、シアトルからAIなど最先端スタートアップ9社の関係者が来日。ナレッジキャピタルとのコラボレーションミートアップイベントがナレッジサロンで開催された。
ミートアップイベントWA State Tech Mission to Japan 2023「AIの首都シアトルとスタートアップエコシステム」がテーマのプレゼン、来日したスタートアップ各社によるピッチセッションとともに、ナレッジサロン会員との交流会も行われた。〈中国〉北京・広州・成都 不動産デベロッパー関係者
煙台市 副市長 -
〈イギリス・カナダ・オーストラリア・インド〉キール大学、バンクーバーアイランド大学、西シドニー大学、デリー大学イギリス・カナダ・オーストラリア・インドキール大学、バンクーバーアイランド大学、
西シドニー大学、デリー大学文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」に採択された関西国際大学は世界各地の4つの大学と起業家マインドを学ぶ共同プロジェクトを発足した。大阪におけるイノベーションプラットフォームの先行事例として、3月に大学関係者が先行で視察し、今回は学生ら37名が訪れた。
〈台湾〉スタートアップ・アイランド・台湾〈インド〉社会人大学経営者〈タイ〉タマサート大学シリントーン国際工学部 学生 -
〈韓国〉ウソン大学ヘルスケア研究チーム 教員・学生
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ナレッジキャピタル海外活動レポート
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「アジアXRゴールデンアワード2023」授賞式の様子
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アフターパーティーでは、出展者や後援の行政機関と交流。日本市場への関心度を聞くことができた。
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今年に入り、海外への訪問を積極的に再開したナレッジキャピタル。台湾に拠点がある、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などデジタル企業の業界団体TAVARが主催する「アジアXRゴールデンアワード2023」に、ナレッジキャピタル野村総合プロデューサーが審査員として授賞式での講演に招かれた。これまで台湾は半導体分野が有力で、伝統工芸やアートの分野に長け、新しいデザイン産業への展開に力を入れている印象だった。しかし、4年ぶりの訪問となった今回は台湾のデジタル分野の状況が様変わりした印象で、アワードにも医療、教育、セキュリティ分野で高い技術力と表現力を持つ作品が多数寄せられ、審査会でも議論が白熱した。TAVAR理事長との対談では、今回のアワードをきっかけに、TAVAR参画企業の商品や製品、プロジェクトなどをナレッジキャピタルで公開することも視野に入れ、連携を強化していく方向で合意した。
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台湾といえば、政府直轄の組織「台湾デザイン研究院」とナレッジキャピタルは、2016年から基本協定を締結している。中小企業のデザイン力を強化することで、競争力を高めることを目的に設立された機関で、相互訪問はもちろん、アジアの連携6機関による共同配信チャンネル「ACIC」への参加など、さまざまな場所で連携している。
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産学連携の新プロジェクト「マイワールド」
近年イギリスでは、イノベーション発信基地として、南西部の街・ブリストルが世界中から注目されている。 中でも注目したいのは、ブリストル大学を中心とした産学連携による新プロジェクト「マイワールド」。テクノロジー分野に特化した基盤を作る計画で、現在建設中の石炭貯蔵庫の設備を再利用した実験スタジオでは、観客の反応をフィードバックできるセンシング機能を備えたシアターや、被写体を360度から撮影する3次元映像制作設備など、最新のデジタル技術を駆使した制作環境を設置予定。研究と教育だけでなく、商業目的の利用にも広げ、将来的には国立の創造技術センター設立を目指しているという。 今後ナレッジキャピタルとも積極的に意見交換を続けていく予定だ。
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石炭貯蔵庫の設備を再利用した実験スタジオは、ブリストル大学が中心となって進めている「マイワールド」における中核施設。
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1982年の開業から40年。映画文化・アート・テクノロジーの実践、人材育成の先進的かつ中心的なセンターとして国際的に知られている。約190名がレジデンスとして入居中で、参画者同士の交流を促す試みやクリエイター育成プログラムも充実しており、ブリストル・バース地域の大学やクリエイティブ機関との連携も強い。
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2013年に開業したブリストル大学のビジネスセンター。企業やスタートアップ、研究者、学生などが協力し、持続可能なビジネス創出を目指している。近年の注目テーマは、市民とガバナンス、ダイバーシティとインクルージョン、女性活躍など。ブリストル市内のイノベーション創出機能の中心的役割を担い、地区全体の活性化に大きく貢献している。