ナレッジキャピタルレポート

ナレッジキャピタルの直近の活動や注目の話題をレポート!

国際交流

ナレッジキャピタルは国際社会との連携を通じ、知見の共有や共創の場の創出を目指している。さまざまな国から来訪した人の様子や、連携によって期待される動きをご紹介!

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ITフォーラムへの登壇依頼を受けキルギス&ウズベキスタンへ

キルギス共和国

キルギス共和国 ビシュケク

ウズベキスタン共和国

ウズベキスタン共和国 タシケント

キルギスは中央アジアの北東部にある内陸国で、1991年の旧ソ連崩壊と同時に独立した若い国だ。諸説あるが顔立ちやものの考え方、風習が似ていることから親日家が多い国としても知られている。ナレッジキャピタルは、IT分野で先進諸国から注目が集まるキルギスハイテクノロジーパーク(以下HTP)と昨年11月に相互連携の覚書(MOU)を締結、HTP主催の「キルギスITフォーラム」への登壇依頼を受け初訪問した。現地案内はウズベキスタンのタシケントに拠点を置くジェトロの事務所がコーディネート。キルギス共和国大統領府への表敬訪問のほか、両国のITコミュニティやアーティストの活動拠点との交流など、約1週間の滞在期間中に十数施設を巡った。ソ連統治下時代の建物を活用した施設や、伝統芸術、食文化など歴史的背景を大切にしながら、加速するIT分野の若い世代の活躍、就労外国人を柔軟に受け入れる体制など、日本が学ぶべきところも多いように見受けられた。
ITフォーラム

6月7日・8日に行われた「ITフォーラム」。モデレーターのHTP CEOのアジズ・アバキロフ氏から「日本・大阪に強力なパートナーができてうれしい」とのコメントもあった。

キルギスハイテクノロジーパーク

キルギスハイテクノロジーパーク

IT・フィンテック・ゲーム・AI分野に特化した政府の産業振興機関で現在約400社が参画している。事務局機能に特化していて施設内はシンプルな印象。今後内装と日本式の庭園などのリノベーションを計画中とのこと。

Ololo Planet

Ololo Planet

キルギス国内に10の拠点を持つ国内最大級のクリエイティブハブ。フロアごとに海・土・木・空・宇宙とテーマがあり、クリエイターの感性を刺激する。外国人労働者のコワーキングスペースとしても活用されている。

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キルギスの料理を一部ご紹介!

プロフ(ピラフ)

「プロフ(ピラフ)」

地域によって味付けもさまざま。写真のものは炊き込みご飯に近い素朴な味。

お肉の盛り合わせ

「お肉の盛り合わせ」

遊牧民の歴史があることから肉料理が中心。種類も羊、牛、馬など多種多様。

交通インフラからスタートアップ育成まで新たな分野へ舵を切る台湾・高雄へ

台湾

台湾 高雄市

台北につぐ台湾第2の都市として知られる高雄市。今回の訪問は台湾で流通する交通系ICカード/電子マネーの「iPASS」がナレッジキャピタルの「The Lab. みんなで世界⼀研究所」へ出展したことから実現した。一行はiPASSの管制センターをはじめ、ISCAのトロフィーが制作されたデザインスタジオや、世界最大級の劇場複合施設などを訪問し、人材育成や技術開発の面で積極的に意見を交わした。台湾政府は6月初旬に国を上げて台湾をAIスマートアイランドにすべく、スタートアップ事業の推進や人材育成に注力すると宣言したばかり。高雄市政府経済発展局の局長との会談では、大阪と高雄のビジネス・スタートアップコミュニティの形成に期待が寄せられた。
フィギュア型もあるiPASS

フィギュア型もあるiPASS

高雄市政府経済発展局での会談の様子

高雄市政府経済発展局での会談の様子

高雄港一帯

高雄港一帯

103haにおよぶ広大なエリアの再開発を国営企業が担う。旧倉庫群を改装した商業施設・宿泊施設には、地元の店舗やクリエイターが手がけた商品が並び観光スポットとしてにぎわう。今後はオフィス施設の開業も予定していて、文化的価値と政府が推進する5G・AIoTを融合させた、新たな生活体験の提供を目指す。

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海外からのゲスト

2024
  • 2月
    〈タイ〉
    スワンクラーブ・ウィタヤライ・スクール 高校生
    〈韓国〉
    国立アジア文化殿堂(ACC)
  • 3月
    〈アメリカ〉
    ワシントン州政府商務省
    WA State Cleantech Mission to Japan 2024
    Knowledge Capital Global Startup Fes.

    「Knowledge Capital Global Startup Fes.」の一環で、ワシントン州のクリーンテック関連の起業家たちが来日。中高年層の姿も多く、エネルギーに満ち溢れていた。

    中高年のスタートアップはこちら
    デポール大学 MBA生・教員
    〈オーストラリア・中国・タイ・マレーシア〉
    IBPC大阪 研修生
    〈オーストリア〉
    ウィーン・ビジネス・エージェンシー
    〈韓国〉
    「大阪×韓国 スタートアップTECH MATCH」参加企業
    〈タイ〉
    駐日タイ王国大使
    駐日タイ王国大使

    2024年6月にタイ駐日大使に就任したWitchu Vejjajiva氏(左)。

    〈イギリス〉
    MyWorld(ブリストル大学)
  • 4月
    〈インド〉
    All India Management Association (AIMA)
  • 5月
    〈オーストリア〉
    Global Incubator Network Austria(GIN)
    Austrian Startup Night Osaka

    第3回はオーストリア!「Knowledge Capital Global Startup Fes.」を開催

    昨年11月に相互連携の覚書(MOU)を締結した「ADVANTAGE AUSTRIA」との連携で、オーストリア政府設立のスタートアップ支援機関が気鋭のスタートアップ企業とその関係者を連れて来日! ナレッジサロンにて、ピッチ&ネットワーキングのビジネス交流会が開かれた。

    Knowledge Capital Global Startup Fes.
    個人がウェブサイトを簡単に作れるアプリを開発・提供する会社や、狩猟肉の提供を通じてSDGsにつながるサービスを提供する企業など、社会課題に取り組む5社がプレゼンを行なった。
    Knowledge Capital Global Startup Fes.
    〈中国〉
    三菱地所 上海法人
    〈アメリカ〉
    イリノイ大学 学生・教員
    〈タイ〉
    タイ国家イノベーション庁(NIA)関連スタートアップ
    〈オーストリア〉
    ÖBB-Infrastruktur /ÖBB-Immobilien
    〈カナダ〉
    バンクーバーアイランド大学 学生・教員
  • 6月
    〈香港〉
    香港城市大学 学生・教員
    〈キルギス共和国〉
    キルギス共和国大統領府付属 国家投資庁 副代表
  • 7月
    〈アメリカ〉
    テキサス大学 オースティン校 学生・教員
    〈韓国〉
    Creww Korea 代表

連携活動

国内の公的機関や経済団体、外部機関との連携をチェック!
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ナレッジキャピタル推進後援共同体「特別懇話会」

2024年2月
団体の垣根を越えた協調へ
ナレッジキャピタルに一同が集結

ナレッジキャピタルの継続と発展のため、開業前から行政、経済界、学術および科学技術など幅広い分野の機関・団体が「ナレッジキャピタル推進後援共同体」として参画している。開業から11年を迎えるにあたり、今後10年の未来構想などの活動予定を紹介し、意見交換を行う場が設けられた。推進後援共同体の参画機関からは31名、オブザーバー参加機関からは17名が参加。国土交通省による「最近の都市政策について」の基調トークも盛況で、大阪府教育庁からは「高校の普通科改革に向け企業・経済団体とのつながりを作りたい」との要望があり、現在具体的な施策を検討中。このように連携して人材育成について考えるなど、機関・団体の垣根を越えた活動が活発化している。

特別懇話会特別懇話会

推進後援共同体参画機関

  • 国土交通省 近畿地方整備局
  • 経済産業省 近畿経済産業局
  • 大阪府
  • 大阪市
  • 大阪大学
  • 独立行政法人 都市再生機構
  • 大阪商工会議所
  • 公益社団法人 関西経済連合会
  • 一般社団法人 関西経済同友会

オブザーバー参加機関

  • 神戸市
  • 独立行政法人 工業所有権情報・研修館
  • 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
  • 独立行政法人 中小企業基盤整備機構
  • 国立研究開発法人 科学技術振興機構
  • 公益財団法人 大阪産業局
  • 公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会
  • 一般財団法人 アジア太平洋研究所
  • 一般社団法人 うめきた未来イノベーション機構

関西みらいベンチャーアワード『みらいWay』

2024年6月
ナレッジキャピタル賞を通じ
スタートアップ企業をサポート
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ナレッジキャピタル賞

「ナレッジサロン」と「コラボオフィスnx」(自由席)の1年間利用権

ナレッジキャピタルは、参画者と各団体とのビジネス機会を創出するため、外部アワードへの協力を積極的に行っている。関西みらい銀行が先日初開催したベンチャー企業のビジネスアワード『みらいWay』でも審査協力と賞の提供が行われた。ナレッジキャピタル賞を獲得したのは、大阪府に本社を置く株式会社プレジール・圓井繊維機械株式会社が事業化を目指す、「空気からつくる糸」POM繊維事業。今後、圓井繊維機械よりカーブアウト企業を設立する。石油を原料としない合成繊維として、環境負荷の軽減につながる点や、国内外のあらゆる市場に参入できる将来性が高く評価された。

図

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