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ROBOTINITY

「Robotinity(ロボティニティ)」 はアルスエレクトロニカが生み出した、「Humanity(人間性)」に由来する造語で、
ロボット性・ロボットらしさとは何か、という問いかけを含んでいます。ロボットは、作り手の思想、技術背景、文化が融合した
創作物と言え、それぞれの時代のアート、テクノロジー、社会を鏡のように映し出してきました。
では、今日、私たちが想像するロボットらしさ、こうあってほしいと期待するロボットらしさ、とはどのようなものでしょうか?

スマートな車、空飛ぶドローン、DIYロボット。
今や、ロボットは専門の研究所や大企業だけで生み出されるものではありません。
このロボット・カンブリア紀では、オープンソースを基軸とする様々な技術のシェア文化と、
3Dプリンタに代表される新しいものづくり環境が、多様なロボットの具現化を加速度的に促しています。

「Robotinity~ロボットらしさとはなんだろう展」では、
ホームレスロボット・ディルクのパフォーマンスで社会とロボットの関わりを挑発的に表現する
エレクトリック・サーカスの活動と、
ロボット技術をベースにした芸術表現を実現する「スマート・アトムズ」の研究を推進するフューチャーラボのプロジェクト、
3Dプリンターを活用した新しいモノづくり時代のロボットを提唱するプレンプロジェクトを紹介、
私たちの時代の「ロボットらしさ」を探ります。

「ロボットらしさとは何か」という問いは、「人間らしさとは何か」という問いかけでもあります。
大阪と世界の最新ロボットの体験展示、トーク、ワークショップを通して、これからの「ロボット文化」を議論します。

アルスエレクトロニカ (ARS ELECTRONICA)

photo: Nicolas Ferrando,Lois Lammerhuber

オーストリア・リンツに拠点を置く、メディアアートの世界最高峰の機関。毎年9月にアート・テクノロジー・社会をテーマに行われる「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」の他、美術館・科学館としての「アルスエレクトロニカ・センター」、メディアアートの最先端コンペティションである「プリ・アルスエレクトロニカ」、R&D機関である「フューチャーラボ」の4部門があり、日本からも多くのアーティストが参加している。

参加アーティスト

Electric Circus

エレクトリック・サーカスは発明家であるフレッド・アベルス(Fred Abels)と人形遣い
ミリアム・ランゲマイヤー(Mirjam langemeijer)によるアート・ユニット。
本物そっくりなホームレスロボット「ディルク(Dirk)」や猿型ロボット「モノ(Mono)」を開発、
世界各国で、公共空間におけるパフォーマンスを行っている。
見た目だけではなく、ひととのコミュニケーションを通した動きの「人間らしさ」を追求しており、
ディルクはしばしば興味をもって人に囲まれ、ロボットだと分かったとき驚きをもって受け入れられる。
ディルクはドイツのショッピング・モールで逮捕(!)されたこともある。

http://www.electric-circus.eu/

  • フレッド・アベルス
  • ミリアム・ランゲマイヤー

ARS ELECTRONICA FUTURELAB

アルスエレクトロニカ・フューチャーラボは、アルスエレクトロニカの研究・開発部門で、次世代のアート、テクノロジー、社会のかたちを探求するアトリエでありラボです。
ここから生み出されるのは、アーティスティック且つ実験的な視点で描かれる「未来のスケッチ」。様々な専門性を持った国際的なメンバーがチームとなり、様々な手法や技法を結集しながらプロジェクトを実現しています。

http://www.aec.at/futurelab/en/

スペシャルプログラムゲスト

  • ホースト・ホートナー
    Ars Electronica Futurelabアルスエレクトロニカ・フューチャーラボ ディレクター。
    研究・開発部門であるフューチャーラボを立ち上げ最先端のアートプロジェクトを率いる。
    近年では、ロボット技術をベースにした芸術表現Spaxels(スペクセルズ)、
    Smart Atoms(スマート・アトムズ)の研究を推進中。
  • 小川秀明
    アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ所属。
    アルスエレクトロニカ・センター新館オープンに携わった後、アーティスト、キュレーター、
    リサーチャーとして活躍中。

展示作品(予定)

  • Spaxels
  • Oribotics

PLEN Project Committee

ロボットテクノロジーを用いたロボット開発、アート活動、教育などを通して、その可能性や楽しさをもっと身近に、
あらゆる世代の人々に感じてもらうための活動を行っている。
2006年に小型ヒューマノイドロボット「PLEN(プレン)」を開発。
PLENは世界中のホビイストやアーティストに愛され、研究機関や教育機関などで活躍し、2009年にはアルスエレクトロニカで
「PLEN Park」というインタラクティブなロボットのインスタレーションを発表。
後継機の「PLEN2(プレンツー)」はKickstarterでの資金調達を成功させ、2015年秋に製品化した。

http://plen.jp/

展示作品(予定)

  • PLEN PARK

くるまっち

子どもたちとモビリティとの新しい関係性を考え創りだすためのワークショッププログラム「くるまっち」。
クルマを、自分自身や自分のパートナーとして見立てることで、想像力を掻き立て、個人個人の考えを引出しながら、
自分だけのクルマのコンセプトを創作。自分自身や他人との関係、都市や社会との関係性を考えながら、くるまっちを通して、
自分の役割、社会のあり方を考えます。

土日祝日にはご自分の「くるまっち」をプリントアウトしてお持ち帰りいただけます(予定)
※数量限定/先着順/既定数がなくなり次第終了

「くるま育研究所」は、アートなどの力を用いることで、クルマに内包された多面的価値を発見・開放していくと同時に、
子どもたちの創造性を育み、生活者との新しい関係構築を目指します。

スペシャルプログラム

day1 7/30(thu)18:00~20:00 オープニングパーティー&展示レクチャー

時 間
open/ 17:30~  start/ 18:00~ (20:00終了予定)
会 場
グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル2階
The Lab. (ザ・ラボ) アクティブスタジオ
参加費
¥1,000 (飲食代として)
定 員
50名(予定)
参加アーティスト
・エレクトリック・サーカス
・プレンプロジェクトコミッティ
・アルスエレクトロニカ フューチャーラボ

day2 7/31(fri)18:00~20:00 トークセッション「ROBOTINITY」

時 間
open/ 17:30~  start/ 18:00~ (21:00終了予定)
会 場
グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル7階
ナレッジサロン プレゼンラウンジ
定 員
50名(予定)
ゲスト
・エレクトリック・サーカス
フレッド・アベルス、ミリアム・ランゲマイヤー
・アルスエレクトロニカ フューチャーラボ
ホースト・ホートナー、小川 秀明
・プレンプロジェクトコミッティ
赤澤 夏郎

day3 8/1(sat)14:00~17:00 Ars Electronica ROBOTINITY ワークショップ

時 間
open/ 13:00~  start/ 14:00~ (17:00終了予定)
会 場
グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル7階
ナレッジサロン プレゼンラウンジ
定 員
20名(予定)
ゲスト
・アルスエレクトロニカ フューチャーラボ
ホースト・ホートナー、小川 秀明
テーマは「Smart Atoms(スマートな原子)」。
もしも世界を構成する原子がスマートになったのなら、
どんな世界を描けるでしょうか。「Smart Atoms」という切り口から、
これからのロボットらしさをプロトタイプします。

スペシャルプログラムは、事前にご登録ください。

スペシャルプログラムの申し込みは終了致しました。
  • ○定員に達し次第、申込み受付は終了となります。
  • ○ナレッジサロンで行うプログラムは18歳以上の方の参加に限らせていただきます。
  • ○お問い合わせメール: info@kc-i.jp(一般社団法人ナレッジキャピタル)

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