ARS ELECTRONICA
in the KNOWLEDGE CAPITAL Vol.06

IMPETUS AND MOVEMENT

なにかが動く時、そこにはそれを動かす「チカラ」が働いています。
川の流れ、風の動きといった自然の中のチカラだけでなく、人間はテクノロジーを使い、さまざまなものを動かしてきました。
この企画展では、木製の輪がゆっくり動くことによって普段意識することのない「地磁気」のチカラを感じさせてくれる赤松音呂の「チジ木」、磁力で虫のようなウゴキをする「Loopers」やシャボン玉をスイッチにした電子回路「Iridescent Circuit」など、慶應義塾大学 筧康明研究室の作品群、また目に見えない空気の流れを美しく可視化した、脇田玲による「Furnished Fluid #2」を紹介します。
目に見えないチカラをアーティストたちが自然やモノ、テクノロジーからどのように着想し、目に見えるウゴキにいかに昇華させているかを体験します。

アルスエレクトロニカとは

オーストリア・リンツに拠点を置く、メディアアートの世界最高峰の機関。毎年9月にアート・テクノロジー・社会をテーマに行われる「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」の他、美術館・科学館としての「アルスエレクトロニカ・センター」、メディアアートの最先端コンペティションである「プリ・アルスエレクトロニカ」、R&D機関である「フューチャーラボ」の4部門があり、日本からも多くのアーティストが参加している。

Ars Electronica : http://www.aec.at/

photo: Nicolas Ferrando,Lois Lammerhuber

参加アーティスト

赤松音呂

電気機器を使ったインスタレーション、イベント型インスタレーション、ビデオ・彫刻・絵や写真など様々なメディアを使った作品を創るアーティスト。バイオテクノロジーや細胞、証券取引のリズム、人間のリズムなど、異なるもの・ことの間に生まれるリズムを探求しており、地磁気といった科学の要素と日本の伝統的な要素を表現した「チジキンクツ」で2015年の「プリ・アルスエレクトロニカ」デジタルミュージック&サウンドアート部門のゴールデン・ニカ(最優秀賞)を受賞。
http://www.neloakamatsu.jp/

赤松音呂
赤松音呂
展示作品
筧 康明

モノの素材特性とデジタル技術を掛け合わせたインタラクティブメディアの開発やメディアートを制作する研究者でありアーティスト。磁力でムシのように動く球、シャボン玉をスイッチにした明かり、風船のような色変換装置など、研究室の学生たちとともに、様々なインタラクティブ作品を手がける。慶應義塾大学環境情報学部准教授及びMITメディアラボ訪問准教授、メディアアートユニット「plaplax」のメンバーでもある。
http://www.xlab.sfc.keio.ac.jp/

筧 康明
筧 康明
展示作品
脇 田 玲

目の前にありながらも知覚することができない自然界の情報を見える、聴ける、触れるようにする、世界の見方を新しくするメディアをつくるアーティスト。近年はモノの周りの空気の流れを美しいビジュアルで可視化するなど、流体力学や熱力学のモデルに基づく独自ソフトウェアを開発し、科学とアートをまたがる作品を手がける。教育者としても慶應義塾大学環境情報学部で教授として教鞭を取る。
http://wakita.sfc.keio.ac.jp/

脇 田 玲
脇 田 玲
展示作品

*アクティブスタジオでイベント開催時は、作品を体験していただく事ができません。
あらかじめご了承ください。

観覧可能日時
《展示スケジュール / 10月28日まで》
10/11(火)~10/28(金)

・10/11(火)~10/13(木) 10:00〜21:00
・10/21(金) 10:00〜21:00

・10/23(日)〜10/24(月) 10:00〜21:00

※10/28(金) 10:00〜21:00は観覧中止となりました。予めご了承ください。(10/12 更新)

※展示作品の運用に伴い、システムのメンテナンスにより実演が行えない場合もございますので、予めご了承ください。
※ご覧いただける日程・時間は変更になる可能性がございます。

ARS ELECTRONICA FUTURELAB

オーストリア・リンツに拠点を置く、メディアアートの世界最高峰の機関。毎年9月にアート・テクノロジー・社会をテーマに行われる「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」の他、美術館・科学館としての「アルスエレクトロニカ・センター」、メディアアートの最先端コンペティションである「プリ・アルスエレクトロニカ」、R&D機関である「フューチャーラボ」の4部門があり、日本からも多くのアーティストが参加している。

アンドレアス・バウアー
アンドレアス・バウアー

アルスエレクトロニカ・センター(AEC)館長。未来の美術館、未来の学校、として知られるAECのエデュケーション・プログラムを指揮。地域のエデュケーション・ハブとしてだけでなく、CERN(欧州原子核研究機構)やESA(欧州宇宙機関)などと連携し、国際的なアート×サイエンス・エデュケーションの活動を推進している。

小川秀明
小川秀明

アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ所属。
アルスエレクトロニカセンターの新館オープンに携わった後、アーティスト、キュレーター、リサーチャーとして活躍中。

スペシャルプログラム

スペシャルプログラムは事前登録制となります。
下記の「参加申し込み」ボタンよりお申し込み下さい。

day1 8/18(thu) 18:00~ オープニングパーティ&展示レクチャー
day1 8/18(thu) 18:00~ オープニングパーティ&展示レクチャー
時 間
open/ 17:30  start/ 18:00 (20:00終了予定)
会 場
グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル2階
The Lab. (ザ・ラボ) アクティブスタジオ
参加費
¥1,000 (飲食代として)
定 員
50名(予定)
参加予定アーティスト
・赤松 音呂
・筧 康明
・脇田 玲
・アルスエレクトロニカメンバー
day2 8/19(fri) 18:00~ トークセッション「IMPETUS AND MOVEMENT」
day2 8/19(fri) 18:00~ トークセッション「IMPETUS AND MOVEMENT」
時 間
open/ 17:30  start/ 18:00
会 場
グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル1F
CAFE Lab.
参加費
無料
定 員
50名(予定)
ゲスト
・赤松 音呂
・筧 康明
・脇田 玲
・アルスエレクトロニカ
 アンドレアス・バウアー/小川 秀明
day3 8/20(sat) 14:00~ 慶應義塾大学 筧康明研究室「Animated Drawing」ワークショップ
day3 8/20(sat) 14:00~ 慶應義塾大学 筧康明研究室「Animated Drawing」ワークショップ

誘導アクチュエーターやセンサ等を組み合わせて、インタラクティブに動く絵画「Animated Drawing」を作るワークショップ。物理素材に対して動きを与え、その動きから表現を組み立てていくことにより、素材との新しいインタラクションの可能性を体験します。

時 間
open/ 13:30  start/ 14:00 (17:00終了予定)
会 場
グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル7階
ナレッジサロン
参加費
無料
定 員
15名(予定)
ゲスト
・筧 康明
・中丸 啓(慶應義塾大学 筧康明研究室)
・小川 秀明(アルスエレクトロニカ)

スペシャルプログラムは、事前にご登録ください。

スペシャルプログラムの申し込みは終了致しました。

○定員に達し次第、申込み受付は終了となります。
○ナレッジサロンで行うプログラムは18歳以上の方の参加に限らせていただきます。
○お問い合わせメール: info@kc-i.jp(一般社団法人ナレッジキャピタル)

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