ナレッジキャピタルレポート

ナレッジキャピタルの直近の活動や注目の話題をレポート!

イベントレポート

大好評を博したこたつ会議や秋を楽しむアイデアに脱帽!
装飾
10月19日開催
こたつ会議16回目
モノづくりを通して見えてくる未来

毎回決められたテーマに沿い、時代を動かすオピニオンリーダーがこたつを囲んで語り合うトークイベント。今回は近畿経済産業局との共催で「次世代のモノづくり」をテーマに、『水曜どうでしょう』の名物ディレクター藤村忠寿さんを亭主に迎え開幕した。第1部には未来を担うα世代、Z世代が「次世代クリエイター」として登場。中学生世代からは、高齢化社会をポジティブに考える「ジェロントロジー研究会」のメンバーが、高齢者のいのちを守るペット型ロボットや、若々しく生きるためのヒーローのようなウェアを作りたいといったアイデアをAI研究者や人の行動を軸にデザインを行うプロたちにぶつけた。高校生世代からは、AIによる“コピー人間”サービスの会社を立ち上げたという起業家が登壇。実際はコンピューターに個人の思考のプロセスを学習させ、その人の能力を社会に広く還元することを目標にしており、現在は大阪大学協力のもと個人データの収集を行っているのだそう。いずれも自分たちの発想を実現するため、技術的な面は自らが担うのではなく、その分野に精通した専門家と協力しながら進めるという構想を描く。藤村さんは「現代の若者たちはデジタルネイティブ。仲間集めが得意で、できないことは得意な人に任せるのが上手」と、世代間の考え方の違いを指摘するとともに、若い新たな着眼点に驚いていた。続く第2部には会場にも出展するクリエイターや発明家が登壇。それぞれのユニークな活動を通して見えてくるモノづくりへの想いや共通点について語り合う熱い1日となった。会場では全国各地のオープンファクトリーや学生による産学連携のプロジェクトなどが集う「次世代モノマルシェ」も開かれ、体験や買い物を通じてモノづくりの価値や熱量を体感する人たちで賑わった。

詳しくはこちら

藤村さんとクリエイティブの専門家を前に、堂々と熱くアイデアを語る高校生たち
藤村さんとクリエイティブの専門家を前に、堂々と熱くアイデアを語る高校生たち。
中央のこたつを囲む「次世代モノマルシェ」のブース
中央のこたつを囲む「次世代モノマルシェ」のブース。来場者は開発秘話やモノづくりのこだわりを聞きながら、各ブースを巡った。
次世代モノマルシェ
イベントの様子イベントの様子イベントの様子
(左)買い物を楽しめるのはもちろん、産地の取り組みも詳しく知ることができる。
(中)来場者に製品の中身や使うシーンについて熱心に解説する高校生。
(右)手軽に地域の産業に触れられるワークショップも行われ、小さな子どもたちも体験を楽しんだ。

「次世代のモノづくり」についてはマンガでチェック!

未来の〇〇を開発中!
みんなの万博エキジビション
イベントの様子
大阪・関西万博に採用されたイスやテーブルのプロトタイプも披露された。ホタテの貝殻から生まれたベンチは、頑丈さにびっくり。
ENITが自ら発案した初プロジェクト「梨ロスプロジェクト」
高知県のブランド梨として知られる「新高梨」。今年は他の作物同様、カメムシの深刻な被害にあい、出荷が難しくなったという。ENITの立上げメンバーで現在は大学生となり、アドバイザーとして関わる町羽煌太さんは、新高梨の販売を手掛ける(株)リエンタからこうした状況を聞き、ENITが今年「フードロス」をテーマにした超学校シリーズを進めていたことから、この課題に取り組めないかを相談。こうして出荷できない梨を活用するためのアイデアを考えるプロジェクトが始まった。参加した高校生は「人と交流することが得意ではなかったが、違う学校の人や大人と関わることで、企画の楽しさを知った」と語る。プロジェクトの発足からこたつ会議までは、たったの1か月強。この間にアイデアをまとめ、出展に至るそのスピード感にも驚きだ。
ENITイベントの様子
ENITって?
ナレッジイノベーションアワード受賞者を中心として結成された中高生ユニット。社会を変えるイノベーターを目指し活動している。
プロジェクトの様子
当日は会場で「どれを推したいか」という人気投票も行われた。
梨
プロジェクトの今後の展望は?
「梨ロスプロジェクト」の展示ブースには、商品化を目指すために学生たちが考案した「なし酢」、「新高梨ジャム」、「新高梨紅茶」、「グラノーラバー」の4つのアイデアをパネル展示。学生たちが来場者に積極的に声がけを行い熱心に説明をしたり、意見を聞く姿がみられた。一緒にプロジェクトを進めてきたリエンタの代表は「今回のプロジェクトで学生たちの行動力や熱意に刺激を受けた。大人たちが箱(会社)を用意し、学生に重役をやってもらうような仕組みも面白いと思う」と語った。ENITとのプロジェクトは一区切りしたものの、商品開発は今後も続く。学生たちと産地の新たなチャレンジに注目したい。
10月5・6日開催
秋を遊ぼう OMOSIROI AUTUMN in フューチャーライフショールーム
お外でもお家でも! 秋の楽しみ方を提案

グランフロント大阪北館1階から6階の吹き抜け周りに位置し、商品やサービスだけではなく「体験」による“ワクワク感”を提供するフューチャーライフショールーム。ようやく涼しさが感じられるようになった10月上旬、「秋の楽しみ方」をテーマに5店舗が企画を持ち寄り、イベントが開かれた。アウトドアゾーンには車や自転車、キャンプ好きにはたまらないアウトドアグッズが大集合! 屋内外で使える置き型ハンモック、調理器具やテントなど、店頭では見るだけになりがちな商品にもじっくり触れられた。オンラインサイクリング「ZWIFT」の体験コーナーでは、本気になってペダルを漕ぎ、速さを競い合う親子の姿も。お家ゾーンには読書やお酒などリラックスタイムを演出するアイテムが並び、部屋に彩りを添えるサシェやドライフラワーなどの手づくり体験も行われた。来場者は、さまざまな角度からの秋の楽しみ方について、複数の店舗やショールームの提案を横断的に体験することができた。フューチャーライフショールームでは年間を通じてさまざまなワークショップやセミナーなどが開催されているので、お店やショールームをのぞいてみて!

詳しくはこちら

フューチャーライフショールームの様子
シマノスクエア、プラスカーサ、好日山荘は共同でアウトドアシーンを演出。
フューチャーライフショールームの様子
HIDA大阪店は人気のアロマを使った「サシェづくり」を提案。2つの会場を設けて、来場者の都合に合わせ体験時間を選べるよう配慮した。
フューチャーライフショールームの様子

注目のプロジェクトスタート

装飾

ナレッジキャピタルが注目する話題のプロジェクトを紹介!

ドリンク業界に新風を巻き起こす!「Lidris-リドリス-」って?

ドリンクの「中」に自在にイラストやメッセージが描けたら…。そんな夢のような技術をサントリーグローバルイノベーションセンターが研究開発している。「3Dフードプリンター」という機器を用い、ノズルの太さやインクとなる原料の重量度などを調整しながら、描写が液中に沈んだり広がったりしないようにするという世界初の新技術だ。同社はナレッジキャピタルの協力のもと、今年の夏に二つの実証実験を行った。一つはカフェラボでの試験販売。1か月半の間に300杯以上を売り上げ、その注目度の高さがうかがえる結果となった。もう一つはザ・ラボで2日間に渡り行われたコミュニケーターが主催するサイエンスイベント。来場者が考案したイラストを再現し、試飲もできるという内容で、イラストや飲料の品質、体験満足度などが検証された。来場者の意見は開発側にフィードバックされ、今後の開発に活かされていく。記念日にドリンクでメッセージを送る、という未来もそう遠くないだろう。

CHECK
試験販売の第2弾を
北館1階カフェラボで実施中!

今回はアルコール飲料の中にイラストが浮かぶ!? 話題のドリンクをいち早く体験しよう!

期間

2025年1月13日(月・祝)まで(予定)

リドリス
体験の様子
手描きのイラストがどう描かれるのか、子どもたちもワクワク!
CHECK
試験販売の第2弾を
北館1階カフェラボで実施中!

今回はアルコール飲料の中にイラストが浮かぶ!? 話題のドリンクをいち早く体験しよう!

期間

2025年1月13日(月・祝)まで(予定)

前ページ:未来を描く連携活動と国際交流の話題をチェック!

PAGE TOP