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近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所

近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所

国内初、大学直営専門料理店
:今回、ナレッジキャピタルに出店されるきっかけを教えてください。
近畿大学水産研究所は、戦後、世耕弘一 初代総長の「海を耕し、海産物を生産しなければ日本の未来はない」という理念のもと、和歌山県白浜町に臨海研究所(現:水産研究所)として開設され、これまでに18魚種の種苗生産を世界で初めて達成してきました。2002年にはクロマグロの完全養殖にも世界で初めて成功し「近大マグロ」として大きな注目を集めました。当初は出荷尾数も少なく、味もまだまだ天然物には負ける部分がありました。しかし、その後の研究により生産・供給量が増加し、味の面でも大きく向上しております。また、以前より「近大マグロを食べてみたいが、どこで食べられるかわからない」といった声を多くいただいておりました。
そして、クロマグロを始めとする天然資源の減少がますます危惧される中、水産養殖のパイオニアである近畿大学が、率先して社会に対して養殖魚の価値を問いたいと考えていたところ、サントリーさんやナレッジキャピタルさんからのお話もあり、今回の構想が実現しました。
株式会社アーマリン近大(近畿大学発ベンチャー)
代表取締役 逵 浩康さん
2013年4月現在
:専門料理店でありながら、大学の研究成果を発信する役割を持っているということですね。
今回の店舗では、あえて「養殖魚専門」という事を強く打ち出したいと思っております。提供する魚類は、全て近畿大学が育てたものです。養殖魚を実際に食べていただき、知っていただくことで、養殖魚自体の価値の向上を狙います。そのための取り組みとして、タブレット端末を利用し、養殖魚に関する基礎知識や、魚がどんな環境で飼育されどんな餌を食べてきたかなどの生産履歴をお客様に提供し、その安全性や魅力をアピールするなど、様々な取り組みを行なっていきます。

また、近畿大学の建学精神である“実学教育”に基づき、店舗において例えば文芸学部芸術学科の学生が制作した食器を使用したり、農学部食品栄養学科の学生と共同で健康的なメニューを考案するなど、実学教育の場としてもこの店舗を活用したいと考えております。

:席数やメニューなどを教えてください。
カジュアルゾーンが約60席、個室席が約40席です。ご家族やご友人とのランチもしくはディナーやご接待まで、幅広い用途でご利用いただける居心地のよい空間となっております。
メニューとしては、近大マグロはもちろんのこと、近畿大学が育てた様々な養殖魚の料理を提供いたします。また、養殖魚以外にも、近畿大学と縁が深く、完全養殖マグロや数多くの魚が育まれた和歌山の食材にもこだわっております。想定単価は、ランチは1,000円から2,200円、ディナータイムは4,500円から6,500円です。近大マグロは、マグロの中でも大変希少な高級魚であり、“海のダイヤ”とも言われるクロマグロです。まだまだ供給量も潤沢とは言えませんが、直営店舗としてリーズナブルな価格で天然物と同程度でご提供したいと考えております。
さまざまなシーンで養殖魚を堪能
:日本初となる大学直営の専門料理店ということですが、他の大学やさまざまな方面から注目されているのではないですか。
そうですね。研究成果を料理として提供するだけでなく、お客様からご意見をいただきながら、今後の研究開発に反映させていきたいと思います。大学においては、実学教育がますます重視されるようになると考えておりますので、そのモデルケースの一つとなれるようがんばりたいと思います。
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