SpringX 超学校 エビデンスと共に考える「いのち」と「くらし」を豊かにする講座 season3
第4回 (不)健康でありたい私たち -「エビデンス」と上手に暮らすコツを語らう-
- 開催日時
- 2025年11月28日(金) 19:30〜20:30
- 開催形式
- YouTube Liveにてオンライン配信
- 参加費
- 無料
皆さんは、「エビデンス」という言葉をどこかで見聞きしたことがあるでしょうか?「根拠」を意味する言葉で、例えば、健康食品のプロモーションにおいて、「こんなエビデンスがあります!」と宣伝に使われることがしばしばあります。それだけでなく、根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine, EBM)という実践も、医療現場における意思決定を考える上で広く浸透してきました。
浸透の半面、「エビデンス」だけが強い力をもち、時に本来含意されていた目の前にいる人々の個別具体的な状況に応じて使いこなす「基づく」といった要素が置き去りにされてしまうこともあります。加えて、エビデンスの「質」に高低だけではない多様さがあることも見逃せません。
私たちが日々の生活を送っていくなかで時に強権的な顔をみせるエビデンスを「一つの道具として位置づけながらほんの少し心地よく暮らしていくにはどうしたらいいだろうか?」ということを、具体的な事例にも触れながら考える機会にしたいと思います。
大脇 幸志郎 氏
医師・翻訳者
東京大学医学部医学科卒。無職の時期ののち2011年から2015年まで株式会社ゲンロン勤務。2015年から2018年まで株式会社メドレーに勤務し、医療情報サイト「MEDLEY」の運営に携わった。その後臨床業務とともに執筆と動画配信などを続けている。著書に『なぜEBMは神格化されたのか』(ライフサイエンス社、2024年)など。2022年に翻訳したヴィナイヤク・プラサード『悪いがん治療』(晶文社、原著2020年)は原著者を2025年のFDAにおける指導的業績に先立って日本に紹介した。
井出 和希 氏
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER) 科学情報・公共政策部門 特任准教授(常勤)、大阪大学社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 特任准教授(常勤)(兼担)
静岡県立大学大学院 博士後期課程 修了。博士(薬科学)、修士(芸術)、薬剤師。京都大学 学際融合教育研究推進センター、同 iPS細胞研究所を経て、2021年4月より現職。~2024年3月、文科省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)客員研究官 兼務。学術誌のオープン化に関する国際的な団体(Directory of Open Access Journals(DOAJ)、イギリス)のアドバイザーも務めている。研究や技術(者)と価値(観)の様相に関心がある。
中山 健夫 氏
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授
1987年 東京医科歯科大学(現・東京科学大学)医学部卒、臨床研修後、難治疾患研究所疫学部門助手、米国UCLAフェロー、国立がんセンター研究所 がん情報研究部室長を経て、2000年 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻助教授、2006年- 同教授。2016年-2019年 同専攻長・医学研究科副研究科長、2023年- 医学部付属病院倫理支援部 部長(併任)、2024年-同ヘルスセキュリティセンター 教授(併任)。内閣府 日本医療研究開発機構審議会委員、厚生労働省 厚生科学審議会会長、同 がん対策協議会委員、日本医療研究開発機(AMED) 健康・予防ヘルスケア社会実装基盤整備事業プログラム・スーパーバイザー、日本医療機能評価機構EBM普及推進事業(Minds)運営委員長、日本医学会 医学雑誌編集者組織委員会委員長、等。
開催概要
| 開催日時 | 2025年11月28日(金) 19:30〜20:30 |
|---|---|
| 開催形式 | YouTube Liveにてオンライン配信 |
| 参加費 | 無料 |
| タイトル | SpringX 超学校 エビデンスと共に考える「いのち」と「くらし」を豊かにする講座 season3 第4回 (不)健康でありたい私たち -「エビデンス」と上手に暮らすコツを語らう- |
| 講師 |
大脇 幸志郎 氏 (医師・翻訳者) 井出 和希 氏 (大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER) 科学情報・公共政策部門 特任准教授(常勤)、大阪大学社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 特任准教授(常勤)(兼担)) 中山 健夫 氏 (京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授) |
| 共催 |
CiDER(大阪大学感染症総合教育研究拠点) 一般社団法人ナレッジキャピタル |
| 注意事項 | ※進行状況により予定の時間が変更する場合がございます。予めご了承ください。 |
| お問い合わせ |
SpringX事務局:springx@kc-i.jp TEL:06-6136-6386 受付時間:平日 10:00〜17:00 |

