ナレッジキャピタル アドバイザリーボード会議
●あつまる サロンステージ
KMOでは、ナレッジキャピタルの事業を推進するためにアドバイザリーボードを設置し、各界をリードする有職者の方々から、貴重な知見やアイデアをアドバイスいただいています。
今回は、アドバイザーに各々の視点からナレッジキャピタルの可能性や、それを推進していくために必要な連携や協働の在り方に関する議論や、新たなプロジェクトの提案などをいただき、大勢の参加者の関心を惹きつけました。
アドバイザリーボードメンバーからの提言
「ナレッジキャピタルにおける連携・協働の在り方について」
(株)ナレッジ・キャピタル・マネジメント エグゼクティブアドバイザー |
: | (独)情報通信研究機構 理事長 宮原 秀夫 |
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アドバイザー(50音順) | : | 日本私立学校振興・共済事業団 理事長 前関西大学 学長 河田 悌一 氏 (社)関西経済連合会 会長 下妻 博 氏 (財)日本総合研究所 会長 寺島 実郎 氏 (社)国立大学協会 専務理事 前神戸大学 学長 野上 智行 氏 ナレッジキャピタル推進室 室長 畚野 信義 氏 (財)大阪21世紀協会 理事長 堀井 良殷 氏 |
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要旨
- 北ヤード開発は、採算性を優先するのではなく、将来の関西への投資、公共公益のための開発として、長い目でとらえたまちづくりを行う。
- 関西の既存のリソースや取り組みを戦略的に統合(編集)するべき。KMOは、既存のプロジェクトをマネジメントするスペシャリストとして機能し、失敗をおそれず、新しいことにチャレンジしていくべきである。
- 地域を活性化するためには、先端的な科学技術を絡めた産官学の連携が必要である。
- 若者に対する起業家精神(マインド)の涵養が重要。大学間交流を促進し、若者達に動機付けの場をつくる。大阪の橋が、かつて市民の力で作られたように、企業・市民のマインドも醸成したい。
プロジェクト提案
- 市民参加によるアワード
市民参加型のインターナショナルコンペ(アワード)を実施し、創造的人材の育成に役立てる。 - 食のミュージアム
ライフスタイル(衣・食・住)のうち、特に食をテーマに、体験型ミュージアムをつくり、イノベーションを生み出す実験の場とする。 - ナレッジキャピタル・ユニバーシティ
ナレッジキャピタル・ユニバーシティ(コンソーシアム)をつくり、大学等がゆるやかに連携して自由に活動できる教育特区とする。
ユニバーシティには、留学生の研究人材データベースや、留学生に関する事務サービスを一括して請け負う仕組みを作る。 - APIとアジア連携
アジア太平洋地域との連携のため、API(アジア太平洋研究所)に情報の集積拠点をつくり、科学技術系(多言語翻訳等)と社会科学系の共同研究(エネルギーなど)を結び、文理融合研究によるシナジー効果を発揮する場とする。
※内容・役職等は全て当時のものです