• 2017.11.02
  • アメリカと日本の日常
そこら中でパンプキンやハロウィンデコレーションを見かけるようになり、すっかりアメリカも秋です。木々も美しく色づき始めています。


(↑こちらはパンプキンスパイスコーヒーです)

ハロウィンが過ぎると、サンクスギヴィングやクリスマスと一年で一番大忙しの時期がやってきます。そんな中、先日私は久しぶりに日本へ帰っていました。アメリカへ移住し初めての帰国、約一年半ぶりです。
アメリカで住んでみてからというもの、日本を客観視できるようになり、離れてみると日本の良い点によく気づくようになりました。今回の日本では、改めて感動したことがいくつもありました。対して、アメリカの方がここは良いかも?なんて思ったことも。
今回は主に家事を中心に、今私がしているアメリカでの生活と、日本での日常的な生活の中での違いを挙げてみたところ、大きく分けて7つがすぐに思い浮かびました。


「水」・・・硬度の違いによるものですが、日本では洗い上がりの肌や髪の状態が明らかに違っていました。口に含んだ感覚も全く違っていて、私にとってとても心地よいものでした。硬水/軟水、それぞれメリット・デメリットはありますが、やはり硬度の高い水は肌への負担が大きいように思います。

「洗濯」・・・洗濯をしたあとに外へ干さなければならないこと、お天気に左右され乾かない日も多いこと…洗濯事情はアメリカの方が合理的かもしれません。洗濯機で洗った後は、大きな乾燥機へ入れるだけ。一時間もかからずにしっかりと乾きます。雨の日でも気にせずシーツも洗うことができますし、何より干す手間と取り込む手間がありません。

「食器洗い」・・・アメリカのだいたいの家庭にはシンクにディスポーザーがついてあるので、生ゴミはこちらで処理することができます。そして大きな食洗器がビルトインされているキッチンが多いです。そのため食洗器でも安全な分厚く重たい食器が多く、沢山の洗い物がある際には食洗器を使用したほうが早く片付きます。

「お風呂」・・・日本のお風呂って最高です。アメリカはユニットバスが多いので、なかなか湯船につかる機会がありません。ゆっくりお風呂に入ると疲れもよくとれますね。

「ゴミ」・・・これは地域によっても様々かと思いますが、アメリカは日本ほど分別に厳しくありません。個人的にリサイクルできるものは分けていたりしますが、だいたいがひとまとめで済みます。

「スーパー」・・・アメリカのスーパーはどこも本当に広いので、忘れ物をちょっと買い足しに…なんてことでも時間がかかってしまいます。食材のお買い物は、私にとってはやはり日本の方が早く済んでラクだなと感じます。

「電車・バス」・・・私が現在住んでいる場所は、車がないとどこにも行けません。日本は時間通りに来る低価格の電車やバスでどこへでも行けるので、本当に素晴らしいと思います。

その他 住宅事情としては、
・アメリカはセントラルヒーティングのため家中が一定の温度で保たれるので便利(部屋ごとに冷暖房器具を取り付ける必要が無い)
・家庭用オーブン、冷蔵庫がとても大きい
・床が引越し時からカーペットで敷き詰められていることが多い
…などでしょうか。
(それからこれは私がどうしても慣れないことなのですが、アメリカは日本の家のようにチャイムがある家が少ないです。我が家も無く、荷物が届いた際や来客時には、ドアを「ドンドンドン」とノックされます。これが何度経験してもビクっとしてしまい、時折ものすごい音でノックする方がいたりして、正直怖いです(汗。)

後先考えずに勢いでアメリカへ渡った私ですが、(というか色々と考えていたらこの一歩は踏み出せなかったと思います)今回、改めてアメリカと日本は簡単に行き来できる距離ではないことを実感しました。そして“おかえり”という言葉のありがたさや、別れは何度経験しても辛いこと。。。母国を離れて世界中でご活躍されている方々の、精神的な強さを心から尊敬いたします。
たった24年ほどではありますが、やはり日本は生まれ育った国であり、自分が確立してきたものがあります。育った国を離れるということは、思った以上に大きなことなのだと今さら感じています。・・とは言っても、私はアメリカでの生活も大好きです。
これから先、日本で積み上げてきたもの以上のものをアメリカでも作り上げるためには、努力を続けていくしかない、そう感じたつかの間の日本滞在でした。

特派員

  • アンダーソン 江里加
  • 職業専業主婦

結婚を機に、2016年5月、アメリカに移住しました。
日本で教わった繊細で美味しいお菓子を広めるため、日々お菓子を作り研究している専業主婦です。

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