夜空に浮かぶ、光輝くランタンを見たことありますか?
見たことあるよ!と答えてくれた人は、タイ、中国、台湾、ブラジル、ポルトガルなどで見たことがあるのではないでしょうか?
タイのお祭りの一つ ロイクラトン祭りのおすすめポイントといえば…
夜空に浮かぶ、無数のランタンが織りなす光輝く幻想風景ではないでしょうか。
タイの中でも1番の人気を誇る「イーペン」と呼ばれるチェンマイで開催されるロイクラトン祭りが有名です。世界遺産のスコータイでは、歴史公園で音と光の華やかなイベントが開催されます。
タイ北部にあるチェンマイのロイクラトン祭りは毎年陰暦の12月(新暦では10月〜11月)の満月の夜に開催されます。
ロイクラトン祭りはチェンマイの方言(ラーンナー語)でイーペン祭りと呼び、
「イーペン」のイーはラーンナー語で12月、ペンは満月と言う意味です。
今年のイーペン祭りは2022年11月8日に開催されます。
お祭り期間中はチェンマイにあるお寺の入り口付近はバナナの葉やヤシの葉、色鮮やかな沢山のお花、トゥンと呼ばれるラーンナー旗、提灯などが煌びやかに飾り付けられます。夜になると家の軒先で沢山のキャンドルを灯し、川にはバナナの木で作った灯篭を流して、夜空に向かってコムローイ(ランタン)を飛ばします。夕方からのチェンマイシティでは華やかかつ煌びやかなパレードが行われ、美人コンテストが開催されます。
なぜ灯籠を川に流すのか…
それは遠い昔ヒンドゥー教の教えを受け、ヒンドゥー教の川の女神の名であるガンジス川に「いつもありがとう」「川を汚してごめんなさい」と水への感謝と謝罪の想いが込められているとされています。
「ロイ」とは川に流す、「クラトン」とは灯篭を意味し、感謝と謝罪の気持ちを伝えるため「クラトン」の一部にバナナの木と花を使い、線香と火を灯したキャンドルを灯篭に乗せ川に流すのです。最近では環境配慮して水にとける紙や氷、魚が食べられるパンを使って作られた「クラトン」もあります。
コムローイ祭りは『塔の上のラプンツェル』という映画のモデルになったともいわれる有名なお祭りです!!!
夜空に浮かぶ無数のコムローイを一度はみてみたい!!と思う方は多いのではないでしょうか?
一説によると、
ブッダへ感謝の敬意を込めてランタンを空に放つことで、災いを飛ばし恩恵を授かると信じらています。
この時期は毎年、世界中から沢山の人が集まるので、コムローイを飛ばせる会場がいくつかあります。会場では100年前のラーンナースタイルの市場が開かれ美味しいタイ料理とチェンマイ舞踊を楽しむことができます。
メインイベントのコムローイはお坊さんの迫力ある諷経の後に、およそ6000〜12000個のコムローイを一斉に解き放つ瞬間は必見です!幻想的で夢のように感じられるでしょう。
近年ではSNS(インスタ、Youtube、ツイッターなど)でこの祭りが配信され世界中に知れ渡りました。そのため、世界中からyoutuberさんたちが集まり、綺麗な映像を撮りたいと参加者が増えた理由の一つです。
今年のイーペン祭りの日程は、
2022年 11月8日(火)、9日(水)の二日間の予定と発表されました。
2年ぶりに開催されるので、今からとても楽しみです!
年に一度のお祭り。ぜひ皆さんも素敵な体験をしにチェンマイへ来てくださいね。