いつもバンコクやチェンマイのお話をしているので、
今回はチェンライにある最北端の街、ミャンマーとの国境沿いにある「メーサイ」をご紹介します。
チェンライは、チェンマイから北へ車で約3時間のところにあります。
緑豊かな山脈があり、観光地としても有名です。寒い季節には、お寺巡りや観光にタイ国内からも観光客が集まります。有名なお寺はワット・ロンクン(白いお寺)、ワット・ロンスアテン(青のお寺)、ワット・フゥアイプラーカン(タイで1番大きい観音菩薩像があるお寺)など、見どころ沢山のお寺がいくつかあります。
人気の観光場所はゴールデントライアングル(タイ・ラオス・ミャンマーの3国の国境三角地帯)のビューポイントからは絶景です!
ドイ・トゥンパレスというタイ皇室の宮殿は、離宮や庭園が一般公開されており、美しく咲いた沢山の花が見どころです。
タイ人観光客に1番人気の観光地は「メーサイ市場」と「メーサイ国境」です。
メーサイはタイの最北端にある街で、ミャンマーと唯一、陸路で繋がっている街です。
2023年1月のメーサイ国境
タイ人がミャンマーへ行くのは簡単です。
メーサイ区役所で通行パスポート料の手数料30バーツを支払えば、7日間滞在が可能になります。外国人旅行者がタイからミャンマーへ国境を越える場合は、事前にe -VISA申請が必要です。日本国籍のパスポートを持っている人は、メーサイ国境のイミグレーションでパスポートの提示と、手数料500バーツを支払えばミャンマーに入国が可能です。
(2023年1月時点ではメーサイ国境は閉鎖されています。)
国境付近の市場では、ミャンマー産のタバコやお酒、タナカパウダー、ミャンマー産の加工された石などを買う事ができます。
他は、商店で売られているお菓子類、服飾品、家電製品、シーフードなどの乾物は
中国産の品物で8割を占めていることに驚きです!
中国製品は値段が安く、まとめて購入する事でさらに安く購入することができるのでお得感を感じられます。
販売製品の中には、タイでは違法となる海賊版ポルノDVDやアダルトグッズ、麻薬などが売られていて、これらはタイには持ち込めない違法販売商品になります。
ミャンマー産や中国産アルコール(ビール、酒)は1リットル以内、タバコは200本以内、葉巻は250gまでならタイ国内に持ち帰る事が出来ます。偽物、粗悪品の販売もあるので購入には注意が必要です。
メーサイ国境のイミグレーションは毎朝6:30から夜6:00まで開いていて、
この時間帯は行き来する事が出来ます。
タイ側のイミグレーションを通り、小さな川を渡るとミャンマー側のタチレク国境です。
タチレク国境の観光はトゥクトゥクでお寺巡りが出来ます。
2023年1月のタチレク国境 への橋
現在はコロナ対策の為、タイ・ミャンマー間の国境は一部閉鎖されたままです。
世界的にも感染者数も減り、医療環境も整って来たので再開も近いかも知れません。
タイから陸路での国境越えはミャンマーだけでなく、ラオス、カンボジア、マレーシアが可能です。国境ごとに雰囲気が違うので楽しみの一つでもあります。
タイ人以外の旅行者が陸路での国境越えは、空路と入国条件が違う場合があるので事前確認が必要です。
少し足を伸ばして隣国へ行ってみるのも面白い旅になるかもです!