• 2026.01.08
  • 12月25日と1月7日、二つのクリスマスがあるのはなぜ?
一部の国のカレンダーには、12月25日と1月7日に「クリスマス」と記されているのですが、不思議だと思いませんか? これは印刷ミスでもなければ、サンタクロースのプレゼント配達の締め切りを延ばすためでもありません。歴史的な、そしてちょっとした数学的な理由に起因します。
カトリックやプロテスタントなどの西方教会のキリスト教徒は、現在私たちが日常的に使用しているグレゴリオ暦に基づいて12月25日にクリスマスを祝います。一方、ロシアやジョージア、セルビア、エチオピアなどにある一部の東方正教会では、今もユリウス暦を典礼上の基準として使用しています。ユリウス暦はグレゴリオ暦より13日遅れているため、12月25日はグレゴリオ暦でいう1月7日にあたるというわけです。
興味深いことに、どちらの教派も「12月25日」にクリスマスを祝います。異なる暦を使っているため実際の日付に差が生じますが、これはいわばタイムゾーンの異なる国にある二つのチームが同じプロジェクトを進めているようなものです。
なぜ全てのキリスト教会がグレゴリオ暦を採用していないのでしょうか? その理由には伝統や独自性、継続性などが挙げられます。多くの教会にとって、ユリウス暦を使い続けることは、典礼上の遺産を守る手段となっているのです。例えるなら、最新の派手なユーザーインターフェースにアップデートせずに、クラシックなバージョンにこだわり続けるようなものでしょうか。彼らにとってグレゴリオ暦は馴染み深く、意義があり、象徴としても重要な意味を持つのです。
ウクライナ、カザフスタン、キルギス、レバノンといった多民族国家では、祝祭カレンダーに12月25日と1月7日の両方が記載されていることが多く、両日ともクリスマスを祝うという人もいます。喜びも2倍、家族の集まる機会やご馳走を楽しむ機会も2倍になるという、最高の楽しみ方ですね。
日付に違いはあれど、根底にあるメッセージは共通しています。異なる暦を使っていても、希望と平和、そして再生を祝うクリスマスの精神は変わりません。
どうしてクリスマスが2日もあるのか不思議に思った人も、もう理由はお分かりいただけたことでしょう。これは不思議な魔法ではなく、暦の違いと古くから続く伝統によるものです。

特派員

  • ダニアール・バクチエフ
  • 職業公務員

はじめまして。ダニアールと申します。公務員です。キルギス共和国に住んでいます。趣味は本を読むことです。また、旅行やいろいろな食べ物を味わうことも好きです。よろしくお願いします。

ダニアール・バクチエフの記事一覧を見る

最新記事

おすすめ記事

リポーター

最新記事

おすすめ記事

PAGE TOP