このボールがお昼過ぎから徐々に落ちてきます。
本格的にワシントンDCで冬を迎えるのは初めての事なので、気合いを入れていたのですが肩透かしを食らったように思えた1週間後、突然のマイナス10度!日中に氷点下になる事はまず無い地域で育ったので、厚着をして外出しましたが頬が寒さで引きちぎられるかと思うほどでした。幸い、ほんの数日で気温は上がり、だんだんと日本の冬と変わらない気温になってきて、子供用に買い揃えたスノースーツや手袋の出番は指で数える程度。この地域にしてはかなり暖かい冬のようです。ワシントンDCといえば桜が有名ですが、いろんな種類の桜があります。中には通常3月上旬のまだまだ寒い時期から咲くものもあります。そう言った種類の桜は、この普段とは違う気温に時期を勘違いしているようで、クリスマス前から花をつけていました。家の前の木蓮も蕾を大きく膨らませ、咲く準備万端!暖かくなるのをすでに待っているようです。欧米のクリスマスは日本の正月と同じ感覚。とはよく言いますが、本当にアメリカ人にとって1月1日は単に年が変わるだけの日。前日にお友達とパーティをしてニューヨークで行われるカウントダウンイベントをテレビで見ながら新年を迎え、飲んで騒いで、もちろん初詣なんて習慣のない元旦は二日酔いで迎える人がほとんど。
お正月を迎えた直後のタイムズスクエアの様子
感謝祭から始まり、長かったホリデーシーズンも1月1日が最終日。感謝祭やクリスマスほど盛り上がらないので、だいたいどこのお店も開いてはいますが、次の日から普通に始まる仕事に備える人が多く、どこも閑散としています。今年は年明けが週末だったので、学校も仕事も4日からのところが多く、私は「日本のお正月」気分が抜けるまでに時間がかかりました。多くの地域で雪に見舞われ、家から1歩出るのも一苦労になるこの時期はワシントンDCの閑散期。人も少なければ楽しいイベントも少なく、3月中旬に始まる「桜まつり」までは寂しい時間になりそうです。