• 2024.07.04
  • 小さな街ニュージーランドTaupo
ニュージーランドの北島、ほぼ中央部に位置するTaupo(タウポ)という小さな街があります。
昔日本で一緒に仕事をしていた仲の良い友達が結婚をしてそのタウポに住んでいて、私がオーストラリアにいる間に遊びにおいで!と招待してくれました。タウポってどこ???と地図で調べて初めて知った私ですが、折角のお誘いなので2週間程友人のお家に滞在させてもらうことにしました。
タウポは火山活動が頻繁な地域にあり地熱発電が盛んな一方、街の周辺には自然豊かな環境が広がっています。
オークランド空港から、飛行機で約1時間、バスで約6時間の道のりです。時間を気にしない旅でもあったので、ニュージーランドの自然を楽しもうとバスでのんびり行くことにしました。折角オークランドからタウポまでのドライブを楽しみにしていたのに、朝早く到着したフライトだった事もあり、バスに乗った瞬間爆睡してしまいました。途中で目が覚めて窓の外を見ると、のどかな風景に沢山の牛の行列、放牧されている馬や羊さんがのんびりと暮らしているそんな風景に癒されました。
タウポはニュージーランドの美しい有数の自然景観を体感することができる地域として人気の観光スポットが多いです。街自体は決して大きくはないのですが、湖の畔にあるとても可愛いらしい街です。カフェ、雑貨、レストラン、スーパーマーケット、ブティック等、市役所、病院など、生活に必要なものは大体揃っています。
友人には3歳になる子どもがいるので毎日朝からとっても賑やか。午前中はプレイセンターや、ダンスクラス、体操クラスに連れて行き、午後は公園で遊んで、買い物行って、ご飯を作って、お風呂に入れて、絵本を読んで、寝かしつけて、と毎日が喜怒哀楽のビッグディ!
そんな子ども中心の生活ですが、教育が素晴らしいなぁと感じる場面がところどころにあります。例えばプレイセンターでは、先生が教えるというより、子ども達に自信を構築させたり、やりたい事を自分で見つけて、考えさせる。したい事をさせて自由に遊ぶ。という事を大切にしています。私の友人は、どんな小さな事でも子どもの意思を確認します。服を着る時も、うかつに手を出せません。自分で着たいのか、もし手伝って欲しいなら、それを伝える事を教えています。周りの空気を読んで先回りをして気を遣っていては不思議がられてしまいます。小さな子どもの時から、自分の意思をしっかりと伝える事を学ぶ。それが当たり前なのですね。勿論、教育の考え方は国や文化、親が違えば意見は様々ですが、少なくともココでは小さな子ども達に無理やり勉強をさせたりはせず、機会を与え、自由に遊ばさせて、自分の意見をはっきり言えるのびのびした環境があるように感じました。
そしてタウポには美しい自然と、観光するスポット、オシャレなカフェも沢山あります。人々もとても親切で、街を歩いていると交差点では車から手を振ってくれて、お先にどうぞ。と歩行者を優先してくれます。治安がビッグリするぐらい良く、なんと外に出かける時も普段は鍵をかけないのだそうです。美しい自然に囲まれていると人の心を穏やかに優しくなるのかもしれないですね。
次回はそんなタウポからお勧めのカフェやローカルな見どころスポットをお伝えしたいと思います。



特派員

  • 藤田 博子
  • 職業書道家

日本の伝統文化である書道を海外に発信し、現地の方々との繋がり、様々な情報を発信していきたいと思います。

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